RMPG'S GIRL

幼馴染 ページ18

？ side



A「辛い時は1人で抱え込んだらダメだよ」


Aが事あるごとに掛けてくれた言葉。




僕達は小さい頃からずっと一緒だった。


隣近所だったこともあり、親ぐるみでも仲が良かった。


僕の方が1つ年上だけど、そんなの関係なくいつも遊んでいた。



Aが小学校に上がった時、近くにEXPGが出来て一緒に通うようになった。


クラスが昇格するタイミングも常に一緒で、周りからは「さすが幼馴染」と散々言われた。


きっとAも僕のことをただの幼馴染だと思っているだろうけど、僕はそうは思っていないからね。



物心ついた時には、Aはキッズモデルとして活躍していて会えない日々が続いた。


同じだと思っていた中学もAは受験して、私立の名門校に通った。



いつからか、僕の中で彼女は遠い存在となっていた。



だから、ランページが結成されると聞いてメンバーの中にAの名前があった時僕は死ぬほど嬉しかった。


また、Aと会える！Aと踊れるんだ！って。


だけどそんな期待虚しく、昔のようには戻れなかったんだ。



Aはランページの中で唯一モデルや女優としても活動し瞬く間に売れていった。


おかげでこっちの活動には参加出来ないことばかりで何度彼女が思い悩んでいたことか。


そんな辛い時に、昔Aが掛けてくれた言葉を僕は掛けてあげることが出来なかった。


僕は弱い人間だった、あの時は。


でも...今は違う。




マネージャー「ごめん、A帰っちゃったみたいだから今日の会議は中止しよっか」


陣「すみません」




“ 辛い時は1人で抱え込んだらダメだよ ”



Aが僕に掛けてくれた言葉を今度は僕が掛けてあげる番。


もう、僕は弱くない。


待っててね、A_____



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作者です！


誰sideか分かりましたかね？笑笑


なんか重い感じの雰囲気になってる気がするんですけど...


ちゃんと紅一点ちゃん立ち直るんでねっ


皆様もう少々作者のお遊びにお付き合い下さい笑


さて、紅一点ちゃんは誰と幼馴染なんでしょうか！笑

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