White salt boy 2 (ページ13)

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reo side

隼「で、何。」

電話から5分後、隼が家に来た。

寝起きだったのか、髪には寝癖がついていて少し不機嫌な模様。

...まあいい。

俺が今こんな状況に置かれているのは隼のせいでもあるし。

玲於「...涼太くんに言った。」

隼「は？」

玲於「俺もAのことが好きだって」

隼「...」

隼が固まった。まあそりゃそうか。

俺がこんなにも早く行動するとは思っていなかっただろうし。

実際行動した俺自身が一番驚いているくらいだ。

玲於「で俺、これからどうしたらいい？」

本題をぶっこむ。

隼「どうしたらいいって...それは玲於が決めることだよ。」

隼ならいいアドバイスをくれるとか思っていた俺がバカだったのか。

玲於「それが決めらんないから隼に相談してんの。

...正々堂々とするって涼太くんに言っちゃったからにはさ。」

隼「え、玲於そこまで言ったのかよ...」

“ 正々堂々 ” の言葉に隼は目を丸くしている。

玲於「...流れってやつで言っちゃったんだよ。

あーーAとは気まずいのに」

隼「じゃあもう選択肢は1つしかなくない？」

玲於「え？」

隼「告白すんだよ、Aに。」

隼のいきなりすぎる提案に俺は焦った。

玲於「え、は、いや、ちょ待てよおい」

隼「Aとの関係を修復してる時間なんてある？
ただでさえ玲於に嫌われたってA思ってんだからさ、そんなもたもたしてたら涼太くんに取られちゃうよ。」

玲於「なっ、！」

隼「...涼太くんさ、今日Aとご飯行ってるらしいよ。」

玲於「嘘、だろ」

...終わった。

俺の目の前は真っ暗になった。

そこから先のことはあんまり覚えていない。