25 ページ25
神宮寺side
廉｢紫耀……なぁ紫耀ってば｣
一際目立つ声で紫耀の名前を呼ぶ廉。
その声に反応してか廉の周りの人は道を開けた
廉はそのまま恐る恐る紫耀の方に近寄って行った
俺はその姿をぼーぜんと見ていると近くにいたおばさんの声が聞こえてきた
｢あの子、小さい子供が車にひかれそうなところを自分を犠牲にして守ったんですって｣
紫耀は……なんで人にもそんなに優しくなれるんだ？
俺だったら無理だ……。言い方悪いけど、他人の子がひかれそうになっても助けてるほど勇敢じゃない
廉は……そんな紫耀から愛されてるんだよ。俺なんかでいいの？
廉｢……ん……神……なぁ神ってば｣
廉に肩を叩かれ周りの様子に気がついた
いつの間にか、周りに集まっていた人は消え紫耀と救急車もどこかへ行っていた
廉｢どしたん？ ぼーっとして｣
神｢紫耀って優しいね｣
廉｢そうやなぁ……。やからこんなことになったのに。まぁ、直ぐに意識取り戻して奇跡的に擦り傷だけだったけど一応病院に運ばれたで。ほんま良かった……安心したわ｣
神｢……｣
廉｢神？｣
俺が黙り込んだから廉が下から覗いてくる
神｢俺さぁ、不安なんだ。廉が離れて行かないか｣
廉｢離れんよ｣
神｢紫耀みたいにさ優しい奴がいて、俺なんかじゃ不満なんじゃないのかなぁって｣
廉｢不満なんかあるわけないやろ｣
神｢だったら、キスしても文句言わない？｣
廉｢……｣
神｢ほらっ。なんも言わないじゃん｣
廉｢嫌やったら、神の近くに居らんしこの前のキスやって拒んだはずやろ。｣
神｢え？｣
廉｢(仮)もう外したい。ほんまの恋人になりたい｣
神｢ほんとに？｣
廉｢おん。本気や｣
その言葉を聞いて、俺は廉の手を引くと誰もいない路地に連れていった
そのまま廉を壁ドンすると廉の唇に自分の唇を当てた
最初は優しくしてたけど、だんだんと歯止めが効かなくなって激しさを増していく
廉｢んっ……｣
廉が俺の胸をトンっと叩いて唇を離すと目の前には顔を真っ赤に染めた廉の顔があった
やっと……本物の恋人になれたんだ
神｢愛してる｣
そう言うと、もっと廉は顔を赤らめた
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←24
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっつん(プロフ) - ななみさん。コメントありがとうございます。更新頑張ります (2019年11月9日 19時) (
レス) id: 60af2ca4dd (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 岸くんの優しさに、ウチまで泣けてきます。もっと、もっと読みたいと思って読んでいます。更新お待ちしております。 (2019年11月9日 19時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
まっつん(プロフ) - Mさん。コメントありがとうございます。 (2019年11月1日 20時) (レス) id: 60af2ca4dd (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - はじめまして。これからの展開が気になります、小説ありがとうございます(^^) (2019年10月31日 12時) (レス) id: db133f64b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっつん | 作成日時：2019年10月24日 23時
