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岩橋side
今日もまた、岸くんと一緒にあとの4人を待つ。
岸くんはうるさいけど、恋愛の事とか感ずかないというか、知ってたとしても言わないから結構楽。
岸｢今日、遅くね｣
玄｢ねぇ。｣
おっとりしてる岸くんですら遅いって言うんだから……もう何してんだろう
ちょうどその時、屋上のドアが開いて海人と紫耀が入ってきた
玄｢あれ？ 神と廉は？｣
海｢2人で食べるって廉が言ってた……それで、俺らも2人で食べていい？｣
玄｢分かった｣
海｢ごめん。また明日ね｣
海人と紫耀が屋上から出ていくと、岸くんはその場に座ってパンの袋を開けた
岸｢今日はいわげんと2人か。初めてだな｣
玄｢そうだね。まぁ岸くんとならいいけど。｣
岸｢嬉しいこと言ってくれるじゃねーか。俺に惚れたか？｣
玄｢前言撤回。岸くんとは食べたくない｣
岸｢許してくれよ〜｣
玄｢やーだ｣
いつもは大人数で食べるけど、2人で……それも岸くんと食べるご飯は案外楽しかった
毎日変な問題しか出さないけど、今日は面白い話を身振り手振りで教えてくれる。
久しぶりに大笑いしたかも
特に最近は神と廉のことが頭から離れなかったから……
ご飯を食べ終わって、まだ時間が残ってたからフェンスから中庭を覗く。
屋上とは違って中庭はたくさんの人がいて賑わっていた
その中に、神と廉の姿が……
屋上からハッキリと見える。2人で笑いあってるのを
嫌がらせじゃんって思うくらいに、ハッキリと……
嫌なら見なきゃいいのに、足がその場から離れなくて、その姿をハッキリと見てしまう
そんなことを知らない神は、廉の顔に手を伸ばして、その手を自分の口を持っていってニヤリと笑った
それに怒りながら顔を真っ赤にさせる廉。
付き合ってだろうなぁ
カップルがしそうなやつを目が話せずに見ていると、肩にトンと手が当たった
岸｢おっ。じぐれんだな」
玄｢そう……だね｣
岸くんが俺の方をじーっと見つめてくる。
さっきの、不自然だったかなぁ
玄｢何？ 俺の顔になんかついてる？｣
そう言って笑ってみせたけど、岸くんは俺の方を見たまま
岸｢無理してさ……｣
玄｢え？｣
岸｢無理して、神と廉のこと見るのも、笑うのも、しなくていいことなんじゃないのか？｣
玄｢無理なんて……｣
岸｢無理してその場に合わせたら玄樹が玄樹じゃ無くなるぞ……だから……お願いだから無理して笑わないでくれ｣
岸くんのその言葉を聞いて涙が1粒流れ落ちた
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まっつん(プロフ) - ななみさん。コメントありがとうございます。更新頑張ります (2019年11月9日 19時) (
レス) id: 60af2ca4dd (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 岸くんの優しさに、ウチまで泣けてきます。もっと、もっと読みたいと思って読んでいます。更新お待ちしております。 (2019年11月9日 19時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
まっつん(プロフ) - Mさん。コメントありがとうございます。 (2019年11月1日 20時) (レス) id: 60af2ca4dd (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - はじめまして。これからの展開が気になります、小説ありがとうございます(^^) (2019年10月31日 12時) (レス) id: db133f64b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっつん | 作成日時：2019年10月24日 23時
