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神宮寺side
4時間目が終わり、もうお昼ご飯の時間になった
気まずいなぁ。紫耀と会うの
別に嫌ってわけじゃないけど……
でも、朝睨まれたし紫耀だって廉と付き合ってる俺なんかと会いたくないよね
廉｢神。はよ行こうや。今日も……｣
神｢2人で食べない？｣
廉の言葉をさえぎり、そんなことを言うと、廉はニコッと笑って
廉｢ホンマに神は俺のこと好きやなぁ。｣
なんて茶化してくる
純粋に廉と2人で食べたいって気持ちの方が大きいけど、
紫耀と会いたくないって気持ちがある
でも、そんなことを廉に伝えるのも違う。
だから……
神｢当たり前でしょ？ 付き合ってるんだから｣
そう言って笑う。
そしたら自然と廉も笑顔になるはず……
廉｢神。嘘ついてるやろ｣
神｢え？｣
廉｢や･か･ら俺に嘘ついとるやろって｣
神｢別についてないけど｣
廉｢ふーん。まぁええわ。神が2人で食べたいんなら食べようや｣
神｢そうだね｣
廉｢はよ行こ｣
そう言って俺の手をギュッと掴む廉。
無意識なのかわざとなのか……
海人が見たら萌えるってうるさいやつじゃん
まぁ悪い気はしないけどね
中庭のベンチはどこも賑わっていて、空いてるところを見つけるのに時間がかかった
やっと空いてるところを見つけて腰を下ろすと、俺の向かいに廉も座った。
廉｢神って弁当どうしとん｣
神｢俺は、母さんに作って貰ってるけど……｣
廉｢ふーん｣
神｢廉は？｣
廉｢俺は転勤一族やから、今一人暮らししとるんよ。高校は変わりとうないからな｣
神｢じゃあ、何回も、転校してるってこと？｣
廉｢うん。大阪とか北海道とか……大阪におったのが長いから関西弁なんやけど｣
神｢紫耀と幼なじみなんだよね｣
廉｢それ、不思議に思うよな。ここに来るのはな今入れて3回目なんよ｣
神｢3回？｣
廉｢うん。幼稚園に上がる前、小学校4、5年。中学二年から今まで。俺の家、父さんの弟の家でさ、でもそのおじさん俺が生まれてから海外行っとって、好きに使ってええよって言われとるから、ここに来た時使わせてもらっとる｣
神｢それで、隣が紫耀なんだ｣
廉｢俺、友達作るの苦手でさ、でも紫耀はどんな時でも、いくら離れとっても仲良うしてくれて……ホンマに1人だけの幼なじみなんよ｣
その言葉を聞いた途端に、やっぱり、紫耀と廉の過ごした時間を超えれる人はいないんだと思った
……それは俺でも無理な事なのだろう
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まっつん(プロフ) - ななみさん。コメントありがとうございます。更新頑張ります (2019年11月9日 19時) (
レス) id: 60af2ca4dd (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 岸くんの優しさに、ウチまで泣けてきます。もっと、もっと読みたいと思って読んでいます。更新お待ちしております。 (2019年11月9日 19時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
まっつん(プロフ) - Mさん。コメントありがとうございます。 (2019年11月1日 20時) (レス) id: 60af2ca4dd (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - はじめまして。これからの展開が気になります、小説ありがとうございます(^^) (2019年10月31日 12時) (レス) id: db133f64b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっつん | 作成日時：2019年10月24日 23時
