枕投げ後の消灯時間 ページ3
ひとしきり騒いだ後、5年、6年、私は5年生の長屋の部屋に集まった
貴「この部屋に全員は狭いね。密だよ密。小池さんに怒られるよ」
竹「しょうがない。6年長屋は使い物にならないんだから」
留「誰のせいだよ」
貴「ねぇねぇ、2組の中村君、昨日の自由行動の時小川さんに告ったらしいよ」
鉢「ここは修学旅行の就寝前じゃない!」
何言ってんだ、枕投げのおかげで気分は修学旅行だよ
仙「…で、どうしてこうなったのか説明してもらおうか」
貴「そんな怒んないでよ〜…」
〈一生懸命説明中〉
貴「…で、まずは5年と6年の溝を埋めるべく枕投げで子供心に帰って遊ぼう作戦に踏み切ったのです」
伊「そ、そういうことだったんだ…」
久「その…長屋をボロボロにしてしまったのは本当にすみません。でも僕達、今のままでいるのはやっぱりどうしても耐えられないんです。先輩達も、そうでしょう?」
竹「少し前までは、あぁもうこのままでいいやって思っちゃったんですけど…でも、後輩達がいつまでも僕らを待ってくれてるのに自分から引き離しちゃダメだなってAさんと話してて思いました」
尾「僕達は一足先に仲直りできたんですけど、2人とも許してくれて、もっと仲良くなりたいって言ってくれたんです」
鉢「僕らが言うのもおかしい話だと思うんですけど…きっと、心から謝ったら皆許してくれます。そして、今までの分…いや、今まで以上にこれからもっと仲良くなりましょう!」
文「しかし…今更言って本当に許してもらえるのだろうか」
貴「怖いくらい皆同じこと言うじゃん…せっかく後輩がそう言ってくれてるんだらかむしろ今のうちでしょ。あんたらホント、いい後輩持ったねぇ」
長「…後輩達には、申し訳ないことをした」
不「先輩、それは明日皆に直接伝えましょう」
小「よし、そうと決まれば明日さっそく委員会を開くぞ!いけいけどんどーん!」
貴「切り替えが早いな六松」
小「七松だ!さっきも言っただろう!」
貴「細かいことは気にすんな」
小「私の代名詞を奪うな!」
留「あんだけ部屋荒されりゃ、修理も時間と金がかかるなぁ…」
久「とか言いつつ顔がゆるゆるですよ」
貴「まぁまぁ、あの壮絶な枕投げのおかげで委員会の口実もできたわけだし、少しは私に感謝してくれてもよろしくて?」
仙「それもそうですね」
貴「…え?」
この際腹を割って話そうじゃないか→←さぁ、この戦いについてこい!
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いちごもんすたー(プロフ) - 時雨さん» コメント大変嬉しいです、ありがとうございます…!そう言っていただけると本当に励みになります!これからもがんばります! (2021年9月16日 18時) (レス) id: c5f21f47da (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃ笑いました!笑いのセンスが光り輝いてますねぇ続き楽しみに待ってます!体調に気をつけて!! (2021年9月16日 14時) (レス) id: ab61f529ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮生 | 作成日時:2021年9月14日 18時