【HQ】音駒バレー部員に土下座され続けています。

土下座 ページ11

結局その後、梟谷に押されてしまい負けてしまった



今は烏野と青城の試合だ









研磨「A…」






名前を呼ばれて体が大きく跳ねる


周りには心配そうに私を覗く音駒の皆




犬岡「Aさんカッコ良かったっす！！」


芝山「はい！次は僕と一緒にバレーしましょう！」


リエーフ「俺がバレー教えますよ！」


夜久「お前は教えられる側な、」



フォローしてくれてるのか、元気付けたいのか分からないけど


今、私は凄く歪んでいる



黒尾「お前はよく頑張ったよ」


頭に手を乗せて褒めてくれるクロさん


海「少し休憩しようか」


お茶缶を差し出す海さん





本当に、





私は、頭に手を乗せているクロさんの手を思いきり叩く




皆が、驚いた顔でこちらを凝視する







「煩い煩い煩いっ！！！そんなの私の求めてたモノじゃないッ！！！

私が居たから負けたんでしょ！！？

私が跳ばなかったから負けたんでしょ！！？

もっと怒ってよ！もっと悪口言ってよ！！！


私のせいにしてよ！！私を責めてよ、！！！」






時すでに遅く、私は何てことを言ってしまったんだろう


こんなのただの八つ当たりじゃん



丁度下を向いていて皆の顔が見えない




でも何も、誰も言葉を発さない




多分、梟谷の皆も私のことを見ているのだろう







私は沈黙に耐えられず、その場から逃げた



後ろから私を呼び止める声が聞こえるけど私は気にせず走った








痛い足に鞭を打って、出来るだけ皆から離れたくて走っていた





誰も、追いかけてきてないだろう



追いかけてきてくれないだろう






足に激痛が走って、よろめいた瞬間








誰かに腕を引かれて抱きしめられていた

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