宮「温度差注意です!!...11話です!!!」 ページ15
貴方side
先刻まで出ていた月がもう一度雲に隠れ、私をかくす。
『なンでしょう。』
顔が隠れたのなら好都合だと、私は姿を現した。
与「あンたは、誰だい?」
正体はばらしたくない。さァ‘謎’を演じきろ。
『私、ですか...』
強いて言うならば、
『私は皆さんに幸福を運ぶ者、です。』
だろう。
江「君、は...」
私は乱歩さんの言葉をさえぎるように口を開いた。
・
『江戸川乱歩さん。私も甘いもの好きなんです。今度一緒にお茶しましょう。』
乱歩さんはもう私の正体に気がついたのだろう。流石だ。
『此度は少し挨拶に、と。驚かせてしまって申し訳ありません。...それでは。』
一礼し、皆に背を向けた。そのとき、
太「待ち給え!!」
太宰さんに呼び止められた。私は反射的に振り向く。丁度月が、私を照らした。きっと私の顔は見えただろう。
太「...矢張りAちゃんだね?」
ばれてしまったようだ。国木田さんも目を見開いていた。
太「君にはまだ聞きたいことが、あるのだけど。」
そう言って太宰さんは手を伸ばす。...捕まるわけにはいかない。
私は後ろに一歩引いて、笑顔を作った。
『その話はまた今度致しましょう。必ず会えます、から。』
太宰さんは、探偵社は私を逃がしやしないだろうが、今はそのときじゃあない。
・・
『では、また。』
今度こそ私は瞬間移動を使った。
太「っっ。」
慌てて伸ばす太宰さんの腕は、私には届かなかった。
@@@@@
温度差ぁぁぁぁぁぁぁ!!気をつけます。灰。
次は宣伝っす!
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三斗(トリップ願望者)シグマ君は私の精神安定剤 - ええええええ!何でこんな此れから良い所☆みたいなとこで更新停止になるかなああああああああああ‼‼‼作者さん!Come buck‼‼‼‼‼ (2022年7月25日 17時) (レス) @page20 id: 1595fb6da3 (このIDを非表示/違反報告)
いそりは - かなでさん» 嬉しすぎます!!!!ありがとうございます!!本当受験の励みです( ^ω^ )更新まであと少しだけお待ち下さいぃぃぃ (2019年12月18日 21時) (レス) id: 332b4203fd (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 凄く面白いです!どうしたらこんなに面白くなるのか… (2019年11月13日 15時) (レス) id: 58e9b0e574 (このIDを非表示/違反報告)
いそりは - kmさん» チラッと見てみたら、神のコメントが!!!ありがとうございます!更新まで少々お待ち下さい! (2019年11月10日 22時) (レス) id: 332b4203fd (このIDを非表示/違反報告)
km(プロフ) - 超面白い (2019年11月4日 18時) (レス) id: 4d3dacab9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いそりは | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2019年4月14日 16時