外伝「将来」 ページ36
その後、コナン君がやって来て、高校生2人は課題をやり始めた。コナン君は俺とAを見て不思議に思ったのかAに「お姉さん誰？」と聞いていた。
「お姉さんは俺のお嫁さん、いいか坊や、絶対に可愛いからってこのお姉さんには惚れるなよ」
「研二君、子供なんだから」
「いーや！この坊やは見た目に反してマセガキだから、10も歳上の女性に」
「わあああちょっと萩原さん！！」
「ごめんねボク、私は萩原A」
「萩原っ……いい……」
「ちょっと研二君？」
なんて良い響きなんだ！と1人悶絶していると、2人に白い目で見られた。
……あれ、コナン君が息子に見える、やばい重症だ。Aちゃんとコナン君が並ぶともう親子にしか見えない、実質俺の息子では？今毛利さんの所に居候してるんだよね、じゃあ今日からうちで居候してもらう？
「……研二君、何企んでるの」
「別にコナン君を養子にだなんて考えてないよ」
「あー」
「あーじゃないよAさん……」
「あ、ごめんね。でもコナン君みたいな可愛い子供がいると家庭が賑やかになるかも」
「そろそろ子供作るかぁ……」
「えっそんな目で僕を見ないでほしいんだけど萩原さん」
なんで俺だけ指摘するの。……あれ、コナン君もしかして子供の作り方知ってるのか？今の小学生は進んでるなぁ、授業で習ったのかな、でも確かにああいう教育は早めからする方が危険度無くなるからいいよね。
……ん？もしかしたらコナン君の両親もしくは毛利さんが教えた説あるぞ……。でも純粋な子供はそれがちょっと恥ずかしいような話だと言うことも分からないはず……。
「……コナン君、さては君ムッツリか」
「へ！？」
「子供に何言ってるの、こんな小さい子相手にそんな話しても意味無いでしょ」
「なんかズレてるよAさん……」
「その言い方味しめた？」
「偶然似ただけだよ」
なんだこのカオス……と先程聞いたような言葉がコナン君からも出てきた。
おっと、コナン君がムッツリかどうかなんて今は論点ではない。今日の夜から始まるであろう儀式がメインだったはずだ。
「とりあえず今日儀式ね」
「……家に帰って改めて子供の事は話し合おうね」
「えー」
「えーじゃない、研二君は警察、私も美術家だしお互いの時間調整しなきゃ」
「……Aに負担かからないように早めにしよう」
「……ありがと」
「(なんだこの甘々空間……つーか子供の前でそんな話するなよバカップル)」
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御子柴(プロフ) - 鹿島さん» 最後まで読んで下さりありがとうございます！失恋の気持ちを少しでも味わってくれて嬉しく思います。次作がいつになるかはまだ分かりませんが、これからもよろしくお願い致します！ (2021年5月20日 19時) (
レス) id: 7b8ac9f247 (このIDを非表示/違反報告)
鹿島 - 完結おめでとうございます。外伝「横」で本編では語られなかった松田さんの赤城さんへの思いが見え、タイトルも回収され、切なくとても心に響きました。この作品に出会えて本当に良かったです。これからも応援してます。 (2021年5月17日 22時) (レス) id: 5cf1e8a67b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御子柴 | 作成日時：2021年4月29日 11時
