94.Ｂ組勝者 ページ10
ﾊﾟｷｰｰ…ﾝ
ハウ「え？」
竜巻や円舞台(リング)は全て凍る。
貴女「本来ならば、私から半径１マイルは凍るのだけれど……今回は抑えさせてもらったわ」
ラブ「リ…円舞台(リング)や竜巻が全て凍ったぞ〜!?」
エリ「こ…れは？」
ディ「アノルの魔力だよ」
エリ「すごい…」
メ「さすがだな」
貴女「さて、では…」ｺﾂｺﾂ
私はハウザーの方へと歩きだす。
ハウ「こんなの…ありかよ…!!」
ﾋﾟｷ…ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ
ｺﾂｯ
ﾊﾞﾘﾝｯ
凍った竜巻が割れた。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ…
貴女「次は…私の順番(ターン)かしら？」
ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…
ハウ「もう…打つ手は…」
貴女「“氷刃雨(ブレイドレイン)”!!!」
ハウザーの頭上には、針のような氷が無数現れ、私が拳を握ると…
ｻﾞｱｱｧｧｱｯ
それらは雨のように降ちた。
ハウ「ああぁぁあ!!!」
ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…
ラブ「こ…これはハ…ハウザー完全ダウン!!よって一回戦Ｂ組勝者はレノア!!」
《ｳｵｫｫｫｵ…》
審判さんがそう言うと、最初は観客も盛り上がっていたが、なぜか急にシーンとなった。
でも、そんなことはどうでもよく…
ｺﾂｺﾂ
貴女「大丈夫？ハウザー」
ハウザーの元へ歩いていき、そう言う。
ハウ「か…完敗だぜ…」
ハウザーは、起き上がろうとしながらそう答える。
しょうがないわね…
貴女「なおしてあげるわ」ﾊﾟﾁﾝｯ
私が指をならすと、円舞台(リング)の氷が溶け、氷漬けの竜巻の瓦礫が消え、ハウザーのケガが治った。
ハウ「お前は一体…何者なんだ？」
貴女「……リオネス王国第一王女…アノル」
私は小声でそう言った。
ハウ「……!!!」
想定内の反応ね…
貴女「ふふっ…このことは、内密にお願いするわ」ﾆｺｯ
ハウザーにそう言うと、私は舞台から降りた。
ハウザーside
レノアという白髪の女は、自分の起こしたこと全てを元通りにした。
ハウ「お前は一体…何者なんだ？」
そう言うと、レノアは小声で答えた。
レノア「…リオネス王国第一王女…アノル」
アノル…!!
ハウ「……!!!」
第一王女のアノルって言やぁ…
“あの”冷酷姫のアノルだよなぁ…
でも、ギルと俺は全部演技なんじゃないかって思ってる。
10年前、〈七つの大罪〉王国転覆時に消えたから、〈七つの大罪〉に誘拐されたって話だ…
レノア(アノル)「ふふっ…このことは、内密にお願いするわ」ﾆｺｯ
そう言うと、アノルは舞台から降りた。
ハウ「///」
ホントに俺は…あんたにくびったけだぜ…
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シルネ - ゆうあさん» ありがとうございます!!すっごい嬉しいです!!(*≧∀≦*)これからもよろしくお願いします！ (2017年11月16日 19時) (
レス) id: 5c401c5b79 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうあ(プロフ) - 面白いです更新頑張ってください、(>_<) (2017年11月16日 6時) (レス) id: 8cc14f52c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルネ | 作成日時：2017年10月30日 18時
