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120.アノルの選択肢 ページ50

貴女「……いいの、私は王女で…聖騎士にはなれない。でも…それでも、王国の民を守ることはできるわ…」

ベロ「アノル…?」

レック「…やっぱ、あいかわらず… ボソッ」

何を…言ったのかしら…あ、そうだ。

貴女「そうそうエリザベス、レックは私が昔、さらわれてから…ダナフォール王国で聖騎士をやっていた頃までの仲間なの」

エリ「姉様が…ダナフォール…王国……の…?」

驚くわよね…あなたの故郷だもの…

レック「ふぅ…なぁレノア、そいつ…エリザベスを渡してくれないか?」

貴女「…なぜ?」

レック「上の命令だ」

ベロ「待ちな!エリーは私がつれて帰る!」

グリ「上…ヘンドリクセンか!!」

ヘンドリクセン……

貴女「なっ…!ヘンドリクセンですって!?余計渡せないわ!!」

ヘンドリクセンは……10年前の…聖騎士長殺害の…!

レック「だよな、言うと思った…」シュンッ

すると、レックは一瞬でベロニカの後ろにまわり、ベロニカを人質にとった。

グリ「レック…貴様…!!」

レック「“毒煙(ポイズンスモーク)”…」

紫色の煙がグリアモールのまわりに…あれは……毒の…!

グリ「ゴホッ…ガポッ…」ドサッ…

ベロ「グリアモール!!」

貴女「……何のつもり…?」

レック「…この姫さんは人質だ。エリザベスを渡せよ、じゃないと…こいつを殺す」

……!!

レック「できるか…?レノア…」

貴女「そん…なの……選ぶわけッ…」

レック「なら俺を殺せよ!!もう俺はもう何もやることなんてない!

お前の選択はエリザベスを渡すかベロニカを殺されるか俺を殺すかだ!!」

貴女「そんなの選べるわけないでしょ!?二人は私の大切な妹よ!?あなただって…大切なッ…大切な仲間だもの!!」

レック「よく言うぜ……レノアさ、アレンがお前のこと好きだったのは知ってたか?」

…!それ…

貴女「…聞いたわ…」

考えろ、考えろ…全員助け出す方法は…?

レック「俺も同じ、〈悪夢の月(ナイトメア・ムーン)〉時代もずっとお前といたしな…

だから俺が一番よく知ってるよ。……助けたいから頭をフルにして考えるんだ

なら、どれかを捨てろ!!!

考えてるくらいなら。たった三卓だ!!

お前は甘い!!」

私が、甘い…?

レック「お前…メリオダスのこと好きなんだろ!?俺らがお前のこと好きなのも薄々気づいてたんだろ!?だからメリオダスへの気持ちを押し込めた!!」

……そうだ、私はメリオダスが……

レック「甘さならお前も…メリオダスに負けねぇよ!!」

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シルネ - ゆうあさん» ありがとうございます!!すっごい嬉しいです!!(*≧∀≦*)これからもよろしくお願いします! (2017年11月16日 19時) (レス) id: 5c401c5b79 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうあ(プロフ) - 面白いです更新頑張ってください、(>_<) (2017年11月16日 6時) (レス) id: 8cc14f52c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シルネ | 作成日時:2017年10月30日 18時

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