【七つの大罪】王女が信頼する者は大罪人〜third〜

番外編.Happy Birthday！Anolu !! 3 ページ28

ｺﾝｺﾝ

…？この時間に一体誰…？

ｶﾞﾁｬｯ

貴女「あ…みんな？」

そこには、メリオダスを始め、〈七つの大罪〉、私の妹や侍女たち、わんぱく三人組……と、顔馴染みのみんなが揃っていた。

貴女「…………揃いも揃って、何のようかしら？」

ディ「…もう！アノルってば冷たいよ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

マー「はっはっはっ…今日は何の日か覚えているか？」

貴女「…はい？」

マーガ「くすっ…姉様、本当に覚えておられないのですか？」

ギル「こっちには、好都合ですけどね」

エリ「今日はね、姉様の誕生日でしょ？」

ベ「エリー！言ったらダメじゃないか！」

誕生日…

貴女「そういえば、そうだったわね」

メ「…たく…忘れんなよな」

みんな「アノル／アノル様／姉様、お誕生日／誕生日おめでとう／おめでとうございます!!」

貴女「……ありがとう」ﾌﾜｯ

私は少し…少しだけ、微笑んだ。

みんな−〈七つの大罪〉「!!!」

メ「で、みんなでプレゼント持ってきた」

貴女「それはどうも、ご丁寧に」

マーガ「ﾎﾞｿｯ 姉様、こう言うときくらい、王女モードを解いてくれたらいいのに…」

マーガレットが、ボソッと言った。…けど、私には聞こえた。

それは…出来ないお願いだわ…マーガレット。

エリ「アノル姉様！私たちからこれ！」

そういって渡されたのは…キレイなドレス。

エリ「姉様、これ、いつか着てね！」ﾆｺｯ

そう言って、ベロニカ以外の四人も微笑む。

貴女「…ありがとう…」

いつかのパーティーに着ようかしら。

侍女たち「ア…アノル様！私たちからはこれです！」

と、言って渡されたのは、ヘアアクセやメイク道具。

侍女Ａ「パーティーの時なども、よくご自分でされますから…」

侍女Ｂ「練習にでもと思い…」

貴女「普段はしないけど、使うときは使わせていただくわ、ありがとう」

そして、〈七つの大罪〉からは…

ディ「ボクからはこれ！」

と、イヤリングを…

キング「オイラからは…」

と、花束を…

バン「俺からはこれだ〜♪」

と、お酒(飲めないのだけど…)を…

ゴウ「俺からは」

と、本を…

エスカ「私からは…」

と、筆を…

マー「私からはこれだ」

と、魔術道具(マジックアイテム)を貰った。

貴女「ありがとう、嬉しいわ」

メ「アノル」

ｼｬﾗ…

何かを首にかけられた。

貴女「これは…」

私が昔、お母様に貰ったオルゴールのペンダント。

メ「オレからは、これだ」

そう言って、彼がくれたものは…








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