自分のガチ勢がいるとか【ツイステ】

32話 ページ34

12個入りのチョコレート。


少し時間はかかったが俺は全てを食べてしまった。


｢んぅﾞ……あづ……あっつ…｣


頭がくらくらする、熱い、暑い。


｢んｯ…ふ……｣



鼓動が早くなる。


思わずベッドで身をよじる。


ふわふわしたこの感覚。懐かしい。



｢ｯ……ねよ……｣



着替えようと上着とズボンを脱ぎパジャマになるのはめんどくさいと思いシャツのボタンをいくつか外す。


脱いだ服が散乱する。


掛けるのはまた明日にしよう……


ｺﾝｺﾝｺﾝ、


ふたたびベッドに倒れこもうとすると部屋の扉がノックされた



｢ん…ｯく…だれ、こんなじかんに……｣



ふらふらとした足取りで扉の前まで行く。


立ったまま止まるのが少し辛くて思わず扉に寄りかかった。



｢…あいてます………｣


？｢失礼します｣



ガチャｯっと扉が開くのと同時に俺は開けた誰かの胸に倒れ込んだ。



｢〜…すみませ、です、…えと、だれ……｣



視界がぼやけて顔がよく見えない。



ジェ｢ｯあ…え、ぼく、僕です、ジェイドです｣


アズ｢あｯ、ずーる、で、す…｣


フロ｢フロイドでぇす……ど、どしたのそのカッコ｣



ダメだ。思考回路が仕事をしない。今なんて言った？



｢じぇど………えと………ん……？｣


ジェ｢ｯだめです僕もうだめですアズール代わってくださいこのままだと僕大変なことになってしまいます｣


アズ｢はｯ！？いや、無理です！！｣



｢あの、なに……｣


フロ｢モストロラウンジから出たらイシダイせんせえがお前のこと姫抱きしてたからどうしたんだろって。うわ酒くさ。なに？｣


ジェ｢…とりあえずベッドまで運びましょう、｣


｢んぐ……｣



また浮いた感覚。



アズ｢部屋、入りますよ｣


｢どおぞ…ん…｣


フロ｢うーわ、服散らかして…ほんとにどうしたの？｣


ジェ｢Aさん、降ろしますよ｣


｢はい………｣



ベッドに降ろされて寝転ぶ。



フロ｢酒臭い原因は何？つうかA未成年だよね？大丈夫なのこれ｣


ジェ｢クルーウェル先生がいたくらいですし大丈夫なんじゃないですか？｣


アズ｢お前達、ちょっと、｣


フロ｢ん…？これ…って…｣


ジェ｢今裏で話題になっているという媚'薬入りのリキュールチョコレートですね。しかもこれ、だいぶ度数が高いですよ｣


アズ｢どうして彼がこんなものを…？｣



｢あ…いただいたやつ…です…ｯ…ん…もちろんせんせじゃ、ないです、よ？｣



3人｢｢｢は？？？｣｣｣

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