終点 ページ35
しかし病室の何処を見渡しても、皇の姿はなかった。
ただ、夜風に当てられたカーテンがなびくだけ。その音だけがこじんまりとした病室に響き渡った。
それを不審に思った生徒らは、担任であるイレイザにー問いかける。
すると、イレイザーはぽつり、ぽつりとまるで独り言かの様に独りでに話し始めた。しかし、誰一人としてそれを不審に思う事はなく、しっかりと耳を傾けていた。
深呼吸を何度かしてから、生徒一人一人の目を見て、
「単刀直入に言わせてもらう。
_____皇はもう、生きていない。」
分かっていた。
そんな事とっくに分かっていたはずなのに、やはり実際現実という壁にぶち当たると、言葉に出来ない何かがある。
開いた口が塞がらない。
というよりかは口を開ける事すら出来ずにいた。
しかし話はこれで終わりではない。
あまりの衝撃に忘れかけていたが現場、神野で何があったのか。それを、生徒達は知る必要があった。
まだ高校生
されど高校生
現実はそう簡単には変わってくれないのである。
「それと、もう一つ_____」
俯きかけていた顔を上げ、皆がイレイザー見る。
「、皇が死んだのは
俺の責任だッ」
そういうイレイザーの顔は、いかにも泣きそうなものだった。
.
もしこの場に皇が居たならば、
こう言うのだろう。
「ほぉら。泣いてる」
「だから言ったでしょ。
泣いてる所を見たことがあるって」
____________________
狂った秀才2、27ページの【解けた蟠り】にて
皇は自身が捨てられた日にイレイザーが泣いている姿を見たと言いましたが、実際は少々異なります。
正しくは、自身が捨てられた日に降った雨。
それと同じような雨が降った日、つまり今回の話の日。に見たと言う訳です。
また、二歳の頃に見たともありましたが、皇は個性の都合上未来を視ることが出来る個性で、今日の事を見ています。
そのため、最後の台詞はご覧の様になっています。
この他にも、いくつか伏線を張っているつもりなので考察してみて下さい。
【最終話近日公開】
最終話まであと2〜4話です。
※分かりにくくてすいません。分からないところがあれば、何なりと申し付け下さい。
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れ(プロフ) - 続きがめちゃくちゃ気になります、笑気が向いたらでいいので更新待ってます！！！！！！ (2022年9月26日 3時) (
レス) @page47 id: c4c8977258 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちん(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！完結できたのは全て読者様が居てのことですので、本当に感謝しています！ありがとうございます！私もこの作品を通して優しい読者や方々に出会うことができて嬉しいです！ (2022年7月14日 23時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
かさ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！どんな風に終わるのかと思っていましたが予想の斜め上にいってとっても面白かったです！この作品・ぷっちんさんに出会えて嬉しいです。 (2022年7月14日 23時) (レス) @page38 id: 82f5c86142 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちん(プロフ) - 真昼さん» コメント有難うございます！応援の言葉一つ一つがとても励みになります！これからも引き続き頑張っていきたいと思います、！！ (2022年5月23日 23時) (レス) @page18 id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 最高です！更新頑張って下さい！大好き💕 (2022年5月23日 20時) (レス) @page17 id: 4987cbfab4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷっちん | 作成日時：2022年5月8日 14時
