【刀剣乱舞】チートの家族 にｯｯ

64 山姥切国広篇 ページ18

ｰｰ






見える高さが違うだけで、景色も変わり倍に広く感じる。


凄い、空飛んでるみたい！！！！！！！！



ヒーローじゃん自分。




馬鹿なのそんな場合じゃないでしょ。




『…山姥切お兄さん、そろそろ降ろしてくれても……』



山姥切「何だ、…やはりあんたも写しの俺になど抱き上げられたく無いものか。

…いや、今の俺は写しどころか偽物の汚物と呼ばれていたんだったな」





待ってネガティブが凄い。




写し？はともかく偽物の汚物って、呼んだの絶対糞さんだよね！？！？！？！？



余計な事しやがって！！！！！！！！！！



いつもは布で顔を隠してたからあまり良く見えなかったけど、抱き上げられている今。

アングル的に丸っきり見えるお顔は悲しそうで


まぁ美形なんだろうなとは思ってたけど







やっぱり生はキツかった。





『ねぇ山姥切お兄さん』



返事はないけれど、一応聞く耳を持ってくれてるんだって思いたい。




『写しって言うのも、偽物って思うのも自分には良く解らないけど、



山姥切お兄さんを汚物って思うのは絶対間違いだよ』




山姥切「……断言できる訳『だって』」





『山姥切お兄さんが偽物で本当は全然違う神様でも、

こうして自分をだっこして話してくれてるのは山姥切お兄さんに変わりないでしょ？』




こんな勝手に喋る自分を山姥切お兄さんはどう思うんだろう



始末？



それは酷すぎる。





『自分の中の山姥切国広って言う神様は
山姥切お兄さんだけなんだよ



それ以外なんて知らないし興味もないんだよね』





山姥切「……、…だが俺は……」






『山姥切お兄さんは汚れても物でもない、

こんなに綺麗なたった1人の神様なんだから』






刀の神様っていったって神様は神様だもんね！！！！！！！！

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