【刀剣乱舞】自分(チート)の家族 (ページ49)

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46 三日月宗近篇ページ49

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気が付けば警戒されてるのか、部屋中不穏な空気になっていて

自分を見る目がお世辞にもいいものとは言えない程。

堀川「…っ、三日月さん！！」

加州「…こいつは…俺らを助けてくれたんだぞっ？

俺達だけじゃない、短刀達だって……っ！！」

三日月「所詮こやつも人の子。

時が経ち育つにつれ醜い欲に支配されるであろうよ」

振り向きたいけれど、喉に刺さっちゃうから動けずにいる自分。

だけど顔なんて見なくたってわかるよ

三日月「…安らぎなど、一時の幻想にすぎん

それをお主らも良く解っておるだろう？」

向けられた殺気に、怖くて腰を抜かすかもしれない。

だから立ち向かおう、なんて絶対に思わない

『お兄さんの言う通り、自分は人間

私欲だらけの酷い人間だよ。』

三日月「……………自覚がある内はまだ良い、か。」

たくさん人間に傷付けられて

殺したいほど憎んでるのはさすがにわかる

だけど本心は優しいから

自分を弱いと責め続ける

『だけど自分は人間だから

自分の欲には抗えない。

抗いたくない。

だってそれを自分が否定したら、

自分がいなくなっちゃうから。』

怖い

怖いよ。

刀なんて向けないでよ

切れたら痛いよ。

嫌だ。

だけど

『だから自分は何て言われようと欲を捨てるつもりは無い。

殺したければ殺せばいいよ。

人間が憎くて殺したいって欲があるように

………自分だって、

家族になった皆を助けたいって欲があるんだから！！！！！！』

これが人生初の諦めなんて

１番嫌なんだから。