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39 三日月宗近篇 ページ42
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〜三日月宗近said〜
「相変わらず、湿気た面をしておるな」
『…否定はせぬが
……余所の事を言えたものか？小狐丸よ』
夜が明け、日が昇るのを淡々と見つめる。
小狐丸「そう尖るでない、昨晩の事であろう？」
隣に腰掛ける小狐丸を一目見、目線を下に移す
生い茂っていた木や花々は枯れ落ち、残ったのは色堕ちた雑草のみ。
【ほら、一緒に植えてみましょう？
……三日月はとても器用だから、
綺麗な花が咲くでしょうね 】
此処に来ると、
頭に浮かぶのは
どの花よりも綺麗に微笑む主
なぁ、主よ。
つまらぬ羞恥で
遠慮などしなければ
あの手を取って隣に立っていれば
________お主を失わずにすんだのか？
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作者名：茶封筒 | 作成日時：2018年2月20日 18時
