【刀剣乱舞】自分(チート)の家族 (ページ35)

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薄暗い和室の中でふたりきり。

自分の現在地は糞さんの膝の上で

只今ご丁寧に髪を櫛で梳かされておりまする。

「セーラー服ってことは中学生かな？」

『…１年生………』

本当に申し訳ない！！！！！！！

身の安全を確保するためにはできるだけ若さが必要なんです！！！！！！！！

「僕の事は主って呼んでね、

……どうしてここに来たの？」

『…………』

「…？」

黙りこんだ自分を不思議に思ったのか
糞さんは手を止め、自分を抱き上げ向き合うように座らせる。

『…施設から、追い出されちゃって…真っ黒い人が来て、目覚めたらここにいて……っ、』

「………可哀想に、もう大丈夫だよ

これからは僕と一緒だからね、」

『…っ、痛いの…ない……？』

不安気に糞さんの服の裾をきゅっと握る自分に

優しく微笑みかける糞さん。

「…うん、全部僕が君を守ってあげるよ」

嘘をつくと鼻が伸びるみたいなのなかったっけ

物凄い恐怖心この上無しなんだけれども。

こんなに堂々と嘘ついたの生まれて初めて！！！！！！！！！

ほら、好きな人のタイプになるために頑張る女の子ってこーゆうものじゃん？？？？？

兄弟達(仮)のために頑張っちゃうんだからっ！！！！