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ニュートは、Aを抱え何度も襲いかかってくるオブスキュラスを避け続けた。
もう終わりだ。
グレイブスを含めニュート達は、逃げられないところまで追い込まれ死を覚悟した。
その時ティナが、オブスキュラスに駆け寄り訴えかけた。
｢もうやめて！もうやめて…。お願い。｣
｢声をかけ続けて、君の言うことなら彼に届く！聞いてるよ！｣
Aは、先程の攻撃で意識が朦朧としながらオブスキュラスを見つめた。
｢あの女の仕打ちは知ってる。辛かったでしょ…。こんな事はもうやめて。ニュートとAと私が、あなたを守るわ。その男はあなたを利用してるのよ。｣
｢耳を貸すなクリーデンス。君を自由にしてやる。大丈夫だ。｣
グレイブスは、ティナの声を遮るように声を上げた。
｢クリーデンス。｣
Aが、消え入りそうな声で呟くとオブスキュラスは、落ち着きを取り戻すように弱まっていく。
しかしそこへピッカリー率いる大勢の闇払い達が、彼に杖を向け一斉に攻撃を仕掛けた。
｢よせ！｣
｢お願い、やめて…。｣
思わず立ち上がったAをニュートは、咄嗟に腕を引きしゃがみこんで攻撃絡みを守った。
オブスキュラスは、クリーデンスの叫びと共に闇払いたちの攻撃によって消滅してしまった。
クッションに詰まった羽が飛び散るようにオブスキュラスが、はらはらと舞う様子をただ見ることしか出来なかった。
｢愚か者たち目。何をしたかわかっているのか。｣
｢オブスキュラスを生む者は、殺せと私が命じました。｣
ピッカリー議長は、グレイブスの怒りに酷く冷静に応えた。
｢あぁ。貴方の行いは歴史に残るだろう。大きな過ちとしてねぇ。｣
グレイブスは、これまでにないくらい怒りを含めながらも、平成を装う。
｢ひとつお聞きしたい議長。皆に聞きたい。誰を守る法だ。我々か？彼らか。｣
そう言ってグレイブスは、地上にいるであろうマグル達を指さした。
｢闇払い達。グレイブスから杖をお預かりして、彼を連れていきなさい。｣
ピッカリー議長の合図と共に闇払い達が逃げ場を塞ぐ。
グレイブスは、抵抗するように次々と闇祓いを攻撃していく中、ニュートは、スウーピングイーグルを投げグレイブスの両手を拘束し、ティナは、杖を奪った。
ニュートの呪文により、グレイブスの顔は、徐々に形を変え別の人の姿となった。
ブロンドの髪を立ち上げ白い髭を生やした男は、異なる２つの瞳で周囲を見渡す。
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狭山(プロフ) - さくらさん» 初めまして。コメントありがとうございます。そう言って頂けて光栄です！更新頑張ります！ (2022年6月15日 18時) (
レス) id: a7fc792303 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初めまして!この作品は面白くてとてもワクワクします✨更新楽しみに待ってます！ (2022年6月13日 7時) (レス) @page15 id: 2a8d4606f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狭山 | 作成日時：2022年6月4日 15時
