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その頃、クイニーとジェイコブは、闇祓い達に追われるニュートとティナに運良く鉢合わせし、クイニーは、咄嗟にニュート達をトランクに入れた。
もうすぐ魔法省の出口だと言う所にアバナシーが声をかけてきた。
｢クイニー！｣
｢どこへ行くんだ？｣
｢私、ちょっと具合が悪いので。｣
クイニーは、わざとらしい咳を1つした。
アバナシーは、クイニーのことが好きなのか、仕方ないなと猫なで声を出した。
｢何を持ってる？｣
その問いに困っていると後ろから相変わらず見た目のあどけなさからは、打って変わったあだっぽい声の持ち主がやってきた。
｢クイニー！ここにいたのね！｣
｢まぁ！A迎えに来てくれたの？｣
｢えぇ！なかなか出てこないから心配したわ。もう行きましょ？｣
｢じゃあ、また明日！｣
クイニーは、アバナシーに挨拶をすると彼は、2人の勢いに圧倒され挨拶を返した時には、もう2人の姿は小さくなっていた。
無事に脱出成功したニュート達は、ビルの屋上で日の暮れ始めた空を見ていた。
｢ごめんなさい。助けが遅くなって、ちょっと色々あって。｣
｢そんなことないわ！来てくれてありがとう。｣
クイニーは、相変わらず花の咲いたような笑顔で言うのでAもつられて微笑んだ。
｢どうして捕まってるってわかったの？｣
ニュートは、Aがいつの間にか合流していることに驚いていた。ティナとジェイコブも同様に彼女を見た。
｢クイニーのおかげよ！パトローナスで伝言を届けてくれたの。まぁ遅くなっちゃったけど。｣
さすがね。とティナはクイニーに向かって言うのでクイニーは、少し照れたようにはにかんだ。
｢グレイブスは、街を破壊してるのは魔法動物だって言ってた。濡れ衣を着せられないよう逃げた動物を全部探しましょう。｣
｢残るは、あと1匹だ。デミガイズのドゥーガル。｣
｢ドゥーガル。｣
ティナは、面白そうに名前を繰り返した。
｢ただ困ったことに目に見えないんだ…。いつも透明になってて。｣
｢そんなのどうやって。｣
｢ちょっと難しいかもね…。｣
ニュート自身もどうしたらいいのか分からず悲しげな目付きを見せて言うので、見かねたAが声をかけた。
｢きっと大丈夫よ。昔から動物達は皆貴方のことが大好なの伝わってくるもの。ドゥーガルもきっと帰ってきてくれるわ。｣
Aは、ニュートの胸ポケットに入ったピケットを見ながら言うとピケットは、そうだと答えるように体を擦り寄せた。
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狭山(プロフ) - さくらさん» 初めまして。コメントありがとうございます。そう言って頂けて光栄です！更新頑張ります！ (2022年6月15日 18時) (
レス) id: a7fc792303 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初めまして!この作品は面白くてとてもワクワクします✨更新楽しみに待ってます！ (2022年6月13日 7時) (レス) @page15 id: 2a8d4606f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狭山 | 作成日時：2022年6月4日 15時
