トリップした先が太宰治の上なのだが！てーく２【文スト】 （トリップして少したった先が中島敦の膝の上なのだが！）

60．ふたつのク・ス・リ ページ20

『桜橋A！』

敦「な？中島敦…」


「『只今帰宅ならぬ帰社しました ！』」






国「あぁおかえり」




冷たい……




乱「おかえり〜！(ニコリ)」






『乱歩さん！貴方は天使ですか？！』




乱「そうそう！だから駄菓子買ってきて！」






『違った！天使じゃない！小悪魔だ！』






乱「あれー！A飴持ってるじゃん！」




『持ってませんよ。持ってないよね？』





あっくんに聞くと、僕が知ると思う？って超冷たい目で見られた……無念





だって乱歩さんが間違うと思う？


でも私この世界に飴持ってきてないよ。買ってないよ。貰ってないよ。




「ほらほら！スカートのポケット！」






ポケット？確かにさっきから違和感があるような……





がさごそとポケットをあさる



ん？これは！？





『ちゃっちゃちゃー！正体不明の飴〜！』
←ドラえ◯んっぽく





『食べますか？』



乱「ん〜いらない」




『あの乱歩さんがお菓子を欲しがらないなんて！？』






皆さん同じ事を思ったようで固まっている。





乱「もう！Aってば僕のことを何だと思ってるのさ」







え？可愛い駄菓子吸収天使です！←







『と言うか。食べない理由あるんですよね』




乱歩さんの目が一瞬開き、ビー玉のような翠色の瞳が覗く。





見とれていると乱歩さんはすぐにいつもの調子に戻ってしまった







目の保養←







乱「Aー！それ誰に貰ったか知りたい？」






『…………一応』




乱「光がない人だよ！」





え？






『其は、物理的に？其とも雰囲気的に？』




乱「教えなーい！」





『其処をなんとか！飴あげますから！』









乱「いらないよー！だってそれ"クスリ"入ってるもん」







一同「「「「「「クスリ！？」」」」」」」


"クスリ"






"KUSURI"









"薬"………









『察しついた』







乱「通学すると会う人じゃない」







『マジかよ！軍警かよ！』









敦「金髪の人？」




『多分………因みにどんな"クスリ"ですか』







乱「ん〜、Aの頼みだからなー。超推理！」






かっけー！





谷「わかったんですか！」





乱「あぁ」









『ごくり』







乱「一つが記憶に作用するクスリで……」






一つが？




まだある？







怖いな〜






乱「もう一個は、ちょっと言いたくないー」








『恐怖を感じる』





乱「えっとー」

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