53．少しだけ狂ってしまった世界に ページ12
どたん！
そんな音と共に谷崎さんが膝から崩れ落ちる。
え？急なシリアスだ………じゃなくて！谷崎さん！
『だ、大丈夫ですかッ！』
わかっていた聞いても返事がないことぐらい、でも、初めて見た人が血を流し倒れていく姿に思わず声をかけずには居られなかった
"私"と言う"イレギュラー"がいることで、もしかしたら、人が亡くなるかも知れない。そう思うと背筋が凍った。
もしかしたら……
もしかしたら…という考えが心を支配する。
同僚と、兄が倒れたことを受け止められず、呆気にとられている2人をよそに谷崎さんの方に体を進めた。
もしかしたら……
怖い…怖い…
路地裏の薄暗い雰囲気におされ誰も口を開かない。聞こえてくるのは、近づいてくる芥川の革靴の音。そして、四つん這いで谷崎さんのもとに歩く私の足の擦れる音、手を着く音だけだった。
緊張と後悔で胸が押し潰されそうだ。
大丈夫。
大丈夫、谷崎さんに息の根はあった。
『………大丈夫。まだ生きてる。』
小声で言うと、芥川の方に向き直る。
芥川は不敵な笑みを浮かべたように見えた。それも気のせいだったかの様に表情を消すと口を開いた。
「お初にお目にかかる、僕は芥g………A！」
『うふふ、通学路を変えたから二日ぶりですね。そしてこれ以上私の視界に入らないで頂けますか？』
冷たく告げナオミちゃんに耳打ちをする。
ナ「…………ッ！わかりましたわ。でも、」
『大丈夫。』
敦はまだ固まっている。本当ヘタレだなぁ。
でも大丈夫。
『陽葵。今日の日替りは" ________ "で。』
あまり使ってこなかった日替りの異能を試してみよう。
約３０分前を思い出す。やっぱり太宰さん……貴方"________________"ませんでしたよね？
そう、これは記憶の間違えじゃない。だってみていた。記憶に残っている、ちゃんと確かめもした。
これぐらいは許して神様
仕方ないじゃないか、少し原作が変わってしまっているんだ。
陽「了解です。"_________"を発動させます」
そしてこの原作を少し狂わせたのは
貴方でしょ
神様
この世界を狂わせた理由は、
私が成長するためですか？
其ともあの忌々しい人達と同じで
私を壊すためですか？
すいません！（見なくて全然構いません！）→←52．重力と戦いてぇのはお前かー！
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如月 遥(プロフ) - ゆずみかんさん» 読みやすくて面白いなんて！ありがたいお言葉です！ありがとうございます！更新頑張ります！これからもこの作品をよろしくお願いしますね！ (2019年6月6日 16時) (
レス) id: 6c3f2210bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん(プロフ) - 物凄く読みやすくて面白いです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2019年6月6日 13時) (レス) id: 0f93b089e1 (このIDを非表示/違反報告)
如月 遥(プロフ) - キッシーさん ありがとうございます！もうコメントが来てちょっと涙でそうです！でも私はなんとかフラグのつかない作品で頑張っていきたい……。でもフラグを立てるのも一つの案ですね…そして、 応援ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年3月23日 23時) (レス) id: 6c3f2210bf (このIDを非表示/違反報告)
キッシー(プロフ) - 俺も何にフラグが立ったのは分からなくなって結局フラグ立てちゃったんですよね〜更新頑張ってください！ (2019年3月23日 23時) (レス) id: f1d90332a8 (このIDを非表示/違反報告)
如月 遥(プロフ) - xxvl6w6lvxxさん 略名凄い良いですね！そしてまさか考えてくれる人が居るとは！！！スッゴく嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年3月13日 14時) (レス) id: 6c3f2210bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 遥 | 作成日時：2019年3月9日 14時
