幻想弐 (ページ2)

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お｢そうだ。猫ちゃんにいい物買ってきたよ｣
猫をリビングに連れていき、ソファに降ろす。
買い物袋の中から首輪を取り出した。

兄｢首輪付けんの？｣
後ろから着いてきた兄者が頭上から話しかけてくる。
お｢一応ねー。万が一怪我したまま家から出ちゃった時ように｣
今の首輪は首吊り防止という機能があり、何かに引っ掛かり強く引っ張られると外れる様になっているそうだ。
カチッと音を鳴らして首輪を付ける。

赤と青の瞳に緑の首輪。
まるで2BROのマスコットの様に思えた。
弟｢俺らのマスコットみたいだね！｣
トイレの設置を終えた弟者が横から顔を覗かせた。
兄｢あぁ、俺も思った｣
お｢実は俺も｣
フハッと3人して声を出して笑った。

一通り笑ったあと、もう時刻は深夜だった為、各々風呂に入ったり等寝る支度をし終え、リビングでまた顔を見合わせていた。

見合わせている理由はただ1つ。
誰が猫と一緒に寝るかだった。

怪我をさせたのは俺だから俺が面倒をみると言っても兄弟は引かなかった。

3人で決着を付けるならゲームだ。と各々部屋に入りゲリラ配信を開始した。