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根憑(5) ページ23
芦屋side
ぱたんと物怪庵の扉がしまる。
「ワシは現世に根が張って
もう離れられんのじゃよ」
どうにかしないと…
「その根は【寄生樹】っていって
妖怪の体に取り憑いて動けなくして
力を吸い成長する」
「隠世で言えば【祟り】
現世で言えば【不治の病】だ」
「ワシが枯れる前にチビ達を
隠世へ行かせることが
親としての最後の勤めだと
長いこと……
気を張っていた…」
「頼みを叶えてくれたこと感謝する
これで安心して最後を迎えられる……」
親が黙っていなくなるなんて
誰でもいやに決まってる
凄くチビ達の気持ちが分かるんだ
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作者名:芦野 | 作成日時:2019年6月1日 20時