132 零side ページ36
家に着く頃には、もう2人は眠っていて、ビクともしない。
『…本当に仕事に連れて行ってもいいの?』
零「大丈夫。事件現場とかに連れていくわけでもないし、少しだから。」
『それならいいけど…』
零「風見以外にも、子供達に会いたいと言ってる奴らが、何十人もいる。」
『そんなにも…、2人はどこに行っても、人気ね。』
零「そうだな。」
俺にとって子供達の存在は、他のものに変えられないくらい大切な存在。
そして心のオアシスだ。
そして穂花も…
『ありがとう…子供達のこと、大切にしてくれて。本当はすごく怖かったの。零に会った時、どれほどの責任感を負わせちゃうんだろうって。』
零「確かにすごく不安もあった。けど、それより家族に対する愛の方が大きい。そんな責任どうってことない。」
『零…』
穂花の小さい体を抱きしめて、頭を撫でる。
零「好きだ。」
あの事件の時、はっきりと好きだということを伝えられないままだった。
『……私も。』
やばい……心臓が早い……こんなになったのは、久しぶりだ。
『零すごくドキドキしてる…』
零「…そう出来るのも、今のうちだぞ。」
一旦彼女から離れた後、彼女の唇を奪う。
柔らかい…何度もキスしたことはあるが、やみつきになる。
恥ずかしがって、顔を赤らめながらも、俺に全てを委ねてくるのもいい。
『……やられた』
零「だから言っただろ?」
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奏 - 106話なんですが、目覚まし時計が目指し時計になってました!! (2020年7月3日 15時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!これから受験で思うように、更新できないかもしれませんが、温かい目で見守っていただけると、幸いです。 (2020年1月10日 22時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
綾 - 何回読み直しても、凄く面白いです! これからも更新頑張ってください! (2020年1月9日 23時) (レス) id: ca55126345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年12月15日 11時