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「新庄さん、お子さん達大丈夫ですか？」
後輩の子が心配してくれた。
『大丈夫だよ。両親にお願いしてもらってるから。それに今日で終わりだし。心配してくれてありがとう。』
「い、いえ！」
8時に迎えにいくと、伝えているのでそれまでに終わらせないと。
スマホを見ると、1件の留守電が入っていた。
'' 俺がいなくなったら、子供達を頼んだ ''
たった一言しかなくて、その言葉の意味が分かった瞬間泣きそうになった。
「新庄さん、大丈夫？」
『…えぇ、大丈夫…』
「あっ、そういえば今東都水族館の夜景が綺麗って、特集やってるんです。」
東都水族館…零と約束したやつだ。
言われるがまま、病院のテレビを見ると、観覧車がラットアップされているところがうつっていた。
観覧車がどんどん映し出されて、私はあることに気づいた。
観覧車のてっぺんに誰かいる。
よく目を凝らしてみると、零だった。
『…なんであそこに？』
「どうかしました？」
『あとはよろしく！用事ができたって伝えておいて！』
「えっ、ちょっと新庄さん…！」
今、東都水族館に向かわなければ、一生零に会えないかもしれないと思った。
病院の目の前でタクシーをひろい、私は零のいる東都水族館へと向かった。
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奏 - 106話なんですが、目覚まし時計が目指し時計になってました!! (2020年7月3日 15時) (
レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます！これから受験で思うように、更新できないかもしれませんが、温かい目で見守っていただけると、幸いです。 (2020年1月10日 22時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
綾 - 何回読み直しても、凄く面白いです！ これからも更新頑張ってください！ (2020年1月9日 23時) (レス) id: ca55126345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：利香信者 | 作成日時：2019年12月15日 11時
