幸せ家族計画！【降谷零】Part2

95 零side ページ48

NOCリストが…奪われてしまう！！



NOCリストが組織の手に渡れば、各国の潜入捜査官が殺されてしまう。



何より各国の情報機関を動かす要を、彼らが握ってしまうことになる。



なんとかして奪い返さなければ！



しかし、現実はそうも行かず、FBIも彼女に目をつけた。



これはしばらく家に帰れそうにないな…



電話した方がいいか。



『もしもし？』



零「これから仕事が忙しくなるから、しばらく家に帰れそうにない。」



『わかった。無理しないようにね。』



零「子供達にはラスボスを倒すのに手こずってるって説明しておいて。」



『ふふ…わかった。頑張ってね、正義のヒーローさん。』



そうおどけて言った。



零「了解」



本当なら、もう少し話していたかったが、そんな暇すらない。



NOCリスト…犯人は一体どこへ？



海に落ちたはずだ…それなら、もう死んでしまっている？



だが、ラムにメールが来たと言っていたし、まだ生きているんだろう。



それなら、俺が狙われるのも時間の問題だな。



そして、ついにその時は訪れる。



'' 絶対水族館連れてってね！ ''



その約束を果たさないといけないのに、俺は無様にここで終わりを迎えるのか？



考えるだけで、虫唾が走るな。



なんとか抜け出す方法を考えなくては…

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