幸せ家族計画！【降谷零】Part2 (ページ45)

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『……ん』

蓮「お昼まで遊べるの！？」

零「その後は仕事だけどな。」

煌「あっ、ママおはよう！」

なんでこんな早く子供達が起きてるの？

って思ったけど、時計を見ると8時半を指していて、子供達が早く起きた訳でなく、自分が遅いことに気がついた。

『零は仕事じゃないの？』

零「遅番で昼からなんだ。」

そうか……すごく目が腫れてる気がする。

布団から起き上がり、洗面所に向かい、鏡を見て思わずぎょっとした。

想像以上に目が腫れていた。

濡れたタオルで目を冷やし、なんとか元の目に戻ることができた。

零「大丈夫か？」

『うん。もう平気。』

零「それならいいけど。朝食作っておいた。」

『ありがとう。』

リビングにはサンドイッチや、スクランブルエッグなど外国風の朝食が並べてあった。

蓮「俺たちはもう食べたよ！」

煌「あとはママだけ！」

久しぶりにこんな時間まで寝た。

朝ご飯を食べている間も、ヒロのことを思い出してしまう。

そしてキスのことも……

きっと慰めるためにした訳で、恋愛感情じゃないはず…

けどそうだったら、少し…いやだいぶ悲しい。

煌「パパ、昨日ね先生が絵本読んでくれたんだ！なんて絵本だっけ…」

零「どんな話？」

煌「お姫様が、針で指をさしちゃって、眠るんだけど王子様のキスで起きるやつ！」

零「いばら姫だな。」

煌「あっそれだ！」

零「けど、なんで急にその話を？」

煌「その王子様が、パパに似てたから！」

私は微笑ましくて、つい笑ってしまった。

蓮「パパが王子様なら、お姫様はママだね！」