87 零side ページ40
「それでぇ……」
長々と話される今どき女子高生の愚痴を、ただ聞き流し、時々相槌を打つ。
言わせていただこう、子供達と話したいんだ!!
子供達とずっと話してる梓さんが羨ましい。
蓮「パパの絵描いた!」
煌「こっちはママの絵!」
梓「2人とも上手ね!ちゃんと特徴掴めてる。パパはどんな人?」
俺です、なんて言えるはずもなく、ただ仕事をしながら話を聞くだけ。
蓮「とってもかっこいい!仮面ヤイバーみたいな正義のヒーローなんだ!」
煌「お仕事が忙しいけど、会うと遊んでくれるんだ!」
梓「自慢のパパなのね。」
胸がきゅんっとして、嬉しすぎて顔が赤くなりそうになった。
気がつけば高校生達は、お金を置いてお店から出ていた。
そしてそれと入れ違いに、コナンくん達がお店にやってきた。
透「いらっしゃい。今日は蓮…くんと、煌くんが来てるんだ。よかったら遊んであけて。」
危うくいつもみたいに呼び捨てするところだった。
歩美「おしゃべりしようよ!もっと2人のこと知りたいし!」
煌「おしゃべりしたい!お兄ちゃん下ろして!」
言われた通り、椅子から下ろしてあげ2人は俺のそばから離れていった。
なんか悲しかった。
そしてまたいつも通り、次から来るお客さんの相手をして、穂花が来るのを待った。
店のガラスから、穂花が見えてきた瞬間、本当の自分になりたくなった。
蓮「あっ、ママおかえり!」
煌「みんなと遊んでたんだ!」
『みんなありがとう。子供達と遊んでくれて。』
いや、俺遊んでないんだ。
煌「もう少しだけみんなといてもいい?」
『いいよ。たくさん遊んでもらって。』
蓮「ありがとう!」
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利香信者(プロフ) - ありがとうございます! (2019年12月23日 19時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
冠 - とても面白いです! (2019年12月23日 15時) (レス) id: ebdf59309e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*) (2019年12月6日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - 87ですね!すいません! (2019年12月6日 17時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あれ?86話が2つありますよ( ´△`) (2019年12月6日 1時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年10月27日 23時