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零に嘘をついてしまった。
けど、これくらいしないと私はもっと欲張りになってしまう。
これでよかったのかも…
いつもより少し早く起きたので、1人でボーッとソファに座った。
子供達だけがいれば、寂しくないと思ってたけど、やっぱり心の中では零を求めてたんだ。
けどもっと零が忙しくなった今、一緒にいることさえままならない。
もっと一緒にいたいと、思うことさえダメなの?
家族なのに、4人同じ家に住むことさえダメなの?
『あぁ…、ダメだ。悪い方向ばっかに考えちゃう。』
きっともう少ししたら、もうちょっとは一緒にいられるよね。
それまでの我慢だと思って頑張るしかない。
『いけない…朝ご飯と、弁当作らなきゃ。』
エプロンを着て、朝ご飯と、弁当を作り、家に野菜を切る音が響く。
いつも聞いてる音なのに、今日はなんだが寂しい音に聞こえるのはなんでだろう。
蓮「ママ…」
『あれっ、起きたの。煌は?』
煌「まだ寝てる……」
『そっか、じゃあ起こしてくれる?』
蓮「うん。」
そういうと、部屋に戻って煌を起こしに行った。
煌「おはよぉ…」
『おはよう。ご飯できたから、お皿持っててくれる?』
「「うん!」」
ご飯の入った茶碗を、自分の前に置き、早く食べられるのを待っている。
そして私は2人の前に、味噌汁と卵焼きを置いた。
『じゃあ手を合わせて。』
「「いただきます!」」
2人がいれば、寂しい気持ちだっていつか……
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利香信者(プロフ) - ありがとうございます! (2019年12月23日 19時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
冠 - とても面白いです! (2019年12月23日 15時) (レス) id: ebdf59309e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*) (2019年12月6日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - 87ですね!すいません! (2019年12月6日 17時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あれ?86話が2つありますよ( ´△`) (2019年12月6日 1時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年10月27日 23時