47 ページ49
洗濯中、突然かかってきた電話。
相手は蓮だった。
まだおつかいに行かせてから、10分程しか経ってないのに、何があったんだろう。
『もしもし、何かあったの?』
蓮「ママ!おつかいに行ったら、パパに会った!」
『え…?』
零がスーパー…、きっと安室さんに間違えたんだろう。
『ポアロのお兄さんと間違えたんじゃない?そっくりじゃない。』
煌「パパだよ!だって、ぶかの人もいるもん!それにスーツ着てる!」
『それ、本当?』
蓮「本当だよ!今逃げないように、しっかり掴まえてるから!」
『すぐに行くから、そこから動いちゃダメよ。』
電話を切り、私は上着を羽織り、スーパーに急いで向かった。
店内をぐるりとまわると、パンコーナーに零の姿が見えた。
蓮「ママ!」
煌「ほら、嘘じゃないでしょ!」
スラッと伸びる足、綺麗な金髪、褐色の肌、スーツを身に纏う姿。
変わらない、この人はまさしく零だ。
『零……』
零「久しぶり、ポアロの買い出しに来たんだ。仕事終わりだったから、この姿なんだ。」
『そう……、元気にしてた?』
零「あぁ。穂花は元気だったか?」
『うん、この子達と元気に暮らしてたよ。いつでも元気なのが2人の魅力だから。』
ぎこちない雰囲気になる……、顔も合わせることが出来ない。
蓮「ママ、まだおつかいしてない。」
煌「パパに会ったから。」
『零、これから時間ある?…って、あるわけないよね…』
零「いや、今日は休む。風見、あとは任せた。」
風見「はい」
風見さん達は、一礼をし、スーパーから出ていった。
『まだおつかいしたいよね?』
「「うん!」」
『ママと、パパはお家に帰ってるから、2人はおつかいしてくれる?』
「「わかった!」」
子供達はスーパーでおつかいさせ、私たちは家に戻った。
635人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷぅ(プロフ) - 修正ありがとうございます(^-^)やっと降谷さんはヒロインと子供にパパとして会う事ができたんですね、良かったぁ(#^.^#) (2019年10月27日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - さっき修正したので、大丈夫だと思います!教えてくれてありがとうございます! (2019年10月26日 21時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 44話が2つあるんですけど降谷さんsideは45話にならないんですか?(´・ω・`)? (2019年10月26日 18時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!期待に添えるよう、頑張ります! (2019年10月26日 7時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
黒猫になりたい白猫(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!! いつもとても楽しく読ませてもらってます!これからも更新頑張ってください! (2019年10月25日 23時) (レス) id: 6f32669aa8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:利香信者 | 作成日時:2019年9月21日 21時