幸せ家族計画！【降谷零】

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私の1日に、休みは殆どない。



選んで双子を産んだんだから、弱音ははいてはいけない。



6時半に起き、朝ご飯と弁当を作る



7時半に子供達を起こす。



8時10分に家を出て、20分歩き、保育園に向かう。



蓮「今日は早くお迎えきてね！」



煌「いっつも2人になるの寂しいもん！」



『ごめんね。今日は早く行くから。』



ここまでして悲しい思いさせて、本当に申し訳ない。



私が一緒にいてあげればいいんだけど…



『じゃあママ行くね。』



走りながら、2人に手を振り、職場に向かった。



3分も走れば、職場の総合病院に着く。



『おはようございます。』



「おはよう、新庄さん。息切らして来てるけど、大丈夫？」



『朝は子供達のことで、手一杯なんです。自分のために時間をさけません。』



「大変なのね。明日は休んでいいわよ。人手は足りるから。」



『ありがとうございます。』



いつも待ってくれてる2人に、ケーキを買ってあげよう。






「お買い上げありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。」



ケーキを買い、保育園に向かうと、たくさんのお母さんがお迎えに来ていた。



いつも最後だから、人がいる頃にお迎えに行くのは、久しぶりだ。



『蓮〜、煌〜来たよ！』



「「ママ！」」



名前を呼ぶと、走って私の元に抱きついてきてくれた。



あぁ天使。



蓮「早いね！」



『約束守らないといけないから。』



「蓮くん、煌くんバイバイ！」



「また遊ぼうね！」



同い年の女の子達が、蓮と煌に別れを言って帰っていった。



蓮「うん！じゃあね！」



煌「バイバイ！」



零と一緒で、モテてるの知らずに生きてる…。



まだ4歳だし、2人を争って修羅場になることはなさそうだけど、将来が不安。




『みんなと仲良いのね。』



「「うん！」」



のちに私は、蓮派の女の子達と、煌派の女の子達がいることを知ることになる。

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