幸せ家族計画！【降谷零】

10 風見side ページ12

風見「すいません、その新庄って人のこと、聞いてもいいですか？」



2人の看護師は、怪訝そうに見つめてきた。



まぁ、無理はないが。



「新庄穂花さんって言って、ここで働いている女性の看護師です。今、4歳の双子のお子さんがいますよ。シングルマザーと看護師を両立してて、すごい人です。」



「お子さん、男の子2人なんですけど、とっても可愛いですよ。近くの保育園に通わせてて、4時くらいになると、仕事を終えて、お迎えに行ってます。」



風見「そうですか…ありがとうございます。」



病院を出て、本庁に戻り、降谷さんの彼女のことを考えた。



部下1「ってことは、その子供って降谷さんの子供ってことですよね？」



部下2「でも、その後にできた彼氏との子ってことも有り得ますよね。」



風見「このことを降谷さんに言うのは、きついな。」



まさか子持ちだなんて…



いや、待て…



風見「4時に保育園に行けば、その女性に会えるんじゃないか？」



部下1「ナイスアイデアです！」



部下2「不信だと思われません？」



風見「通りすがりのフリをすればいい。」



降谷さんより先に、子供がいるという事実を知ってしまった。



実は降谷さんの方が知ったんですけど、風見さんには内緒にしておきましょう。



今は午後2時、あと2時間。

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