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『腕見せてください。』



彼は上着を脱ぎ、袖をあげて腕を見せる。



『かなり深い傷じゃないですか。このまま帰ろうとしてたなんて…』



?「これくらい警察になったら、腐るほど経験する。」



警察なのに、そんな金髪なんだと思ったが、そこは流しましょう。



『お名前は?』



?「降谷零。」



『降谷さん、今から消毒して、縫っていきますね。少し痛いですけど我慢してください。』



零「っ!」



消毒を塗ると、少し痛かったのか、降谷さんは小さな唸り声をあげる。



『じゃあ縫っていきますね。』



麻酔をうち、さっさっと傷口を縫っていく。



零「上手だ。手際がいい。」



『医師ですから。』



零「いたっ」



『あと少し我慢してください。』



縫い終わり、ガーゼと包帯で処置をする。



『傷口を見る感じ、ナイフか何かで刺された感じでしたが、あってますか?』



零「さっき手術されてた男を捕まえようとしたら、刺された。」



『そうですか。かなり深い傷なので、少しの間、通ってもらいます。次は明後日に来てもらいます。』



零「主治医は先生?」



『誰でもいいでしょう。』



零「俺は先生がいい。綺麗な人に手当てしてもらった方が早く治る。」



その冗談にクスッと笑ってしまう。



『そこまで私がいいと言うなら、受け付けに私が主治医だと言ってください。オペをしてることも多いので。』



零「了解。」



『主治医の水無瀬由梨です。よろしくお願いします。』



零「よろしく」



そう言うと、怪我をしている手を挙げて、部屋から出ようとする。



『あ、激しい運動は控えて!』



そう言うと、彼は手を挙げて部屋を出ていった。

3 零side→←1



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利香信者(プロフ) - 教えてくださって、ありがとうございます! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 透が通るになってますよ (2019年9月14日 22時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!さすがだなんて、私はまだまだですよ!期待にこたえられるように、頑張りますね! (2019年9月1日 14時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - またまた失礼します!さすがですね!今回も面白かったです。続きを楽しみにしています! (2019年9月1日 13時) (レス) id: 770160d3db (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ついに少年探偵団登場! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年8月22日 23時

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