25 零side ページ27
零「久しぶり」
久しぶりと言っても、昨日の夜に会ったのに…。
けど、そんな短い時間も長い間会ってないように感じられた。
零「怪我悪化してない?」
『大丈夫です。順調です。』
手当てしている間も、会話がない。
零「昨日は…」
『終わりました。次は1週間後に来てください。最近痛みなどありますか?』
零「いや、ないけど…」
『そうですか。無理はしないように。』
昨日のことを言おうとすると、彼女はそれを遮るように言葉を発する。
零「昨日は本当に悪かった。捜査のために安室透と名乗ってる。赤井も理由があって沖矢昴として生きてる。」
『そうだったんですか…。私も早とちりだったので、何も知らずに心配させてすいません。』
零「俺たちが誤解されるようなことを言ったから、先生は悪くない。」
さぁ言うんだ、降谷零!!
零「だから、お詫びとして明日、先生の行きたい所に行かせたいんだ。」
前来た時、カレンダーを見て、明日がオフなのを知って、彼はその日を非番にしたのだ。
元々は普通に誘うつもりだったんだが…
『いいんですか?お仕事があるんじゃ…』
零「その日は非番だから。」
『ありがとうございます。行きたい所ですか……。』
零「すぐに決められないなら、これ俺の電話番号だから、いつでもかけて。」
そう言って、ずっと渡そうとしていた携帯番号の書かれたメモを渡した。
零「じゃあ俺、仕事に戻るから。」
『あ、いってらっしゃい。気をつけて。』
部屋を出た後、彼は上機嫌でポアロに向かったらしい…。
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利香信者(プロフ) - 教えてくださって、ありがとうございます! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 透が通るになってますよ (2019年9月14日 22時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!さすがだなんて、私はまだまだですよ!期待にこたえられるように、頑張りますね! (2019年9月1日 14時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - またまた失礼します!さすがですね!今回も面白かったです。続きを楽しみにしています! (2019年9月1日 13時) (レス) id: 770160d3db (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ついに少年探偵団登場! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年8月22日 23時