11 零side ページ13
彼女を家まで送り、1人の車の中でさっきまでのことを考える。
自分の家の前に、彼女が見えた時、夢かと思った。
昼間に病院に行った時、俺に気づかず、同じ外科医の人と走って俺を通り過ぎた時、少し話しかけてくれるかと期待した。
勿論俺なんかより、怪我人を救うことが最優先だ。
今日は無理だなと思い、職場に戻り、いつも通りに仕事をするが……
(やる気が出ない…)
彼女に会うまで、普通に仕事していたはずなのに、今じゃそれが出来なくなった。
それに彼女…どっかであった気がする。
その時、昔会うと約束した女の子を思い出した。
(まさかな……)
その女の子にも、彼女にもまたいつか会えると思い、気を取り直して仕事をした。
風見「降谷さん、疲れてませんか?今日は私たちで何とかするので、帰って休んでください。」
零「悪い。頼むぞ。」
風見「はい!」
やっぱり、今日の俺は周りから見ても、元気がないように見えてたのか。
家に帰り、部屋の前に行くと、今日1番会いたかった彼女が立っていた。
何回かインターホンを鳴らしたのか、諦めてちょうど帰るところだった。
自分のために、わざわざ家に来てくれるなんて思いもしなかったから、今の気持ちは逆転ホームランを決めた感じだ。
家で恋人の話をしても、彼女は自分のことを言ってるなんて思ってもない。
(鈍感なのか…?)
逆にアドバイスまでしてくる。
『すごい…料理上手なんですね。』
褒めてくれた言葉で、顔が熱くなり、必死に見られないように頑張った。
初めて食べる姿を見るが、すごく美味しそうに食べる。
思ったことを素直に言えば、大層驚いて顔を赤くしている。
(可愛い…)
零「あぁ……やばいな。」
サイドミラーから見える自分の顔は、とても赤く、自分らしくない。
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利香信者(プロフ) - 教えてくださって、ありがとうございます! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 透が通るになってますよ (2019年9月14日 22時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!さすがだなんて、私はまだまだですよ!期待にこたえられるように、頑張りますね! (2019年9月1日 14時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - またまた失礼します!さすがですね!今回も面白かったです。続きを楽しみにしています! (2019年9月1日 13時) (レス) id: 770160d3db (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ついに少年探偵団登場! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年8月22日 23時