4 零side ページ6
零「風見、俺は少し遅れて行く。手当てしてもらったら、すぐに行く。」
風見「了解しました。」
それだけ伝え、先生の後ろをついていく。
診察室に入ると、さっきまで手術でつけていたマスクをとり、ゴミ箱に捨てた。
露わになった顔を見て、思わず息を飲んでしまった。
(綺麗だ…)
素直にそう思ったし、誰でもそう思うだろう。
『腕見せてください。』
ボーッと彼女の顔を見ていて、手当てのことを忘れそうになっていた。
上着を脱ぎ、袖を肘くらいまであげ、先生に腕を見せる。
『かなり深い傷じゃないですか。このまま帰ろうとしてたなんて…』
零「これくらい警察になったら、腐るほど経験する。」
『お名前は?』
零「降谷零。」
なぜか本名を言ってしまったが、この人なら言ってもいいと思えた。
彼女は消毒をし、傷口を縫っていく。
今までの医師の中で、1番手際がよく、上手だと思う。
『かなり深い傷なので、少しの間、通ってもらいます。次は明後日に来てもらいます。』
次も彼女に手当てされたいと思った。
零「主治医は先生?」
名前を知らないことに気づき、首から下げている名札を見ると『水無瀬由梨』と書いてあった。
『誰でもいいでしょう。』
零「俺は先生がいい。綺麗な人に手当てしてもらった方が早く治る。」
そう素直な気持ちを伝えると、クスッと笑って、主治医なってくれた。
余裕があるように振る舞っていたけど、実際かなりやばい。
水無瀬先生、気に入った。
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利香信者(プロフ) - 教えてくださって、ありがとうございます! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 透が通るになってますよ (2019年9月14日 22時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!さすがだなんて、私はまだまだですよ!期待にこたえられるように、頑張りますね! (2019年9月1日 14時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - またまた失礼します!さすがですね!今回も面白かったです。続きを楽しみにしています! (2019年9月1日 13時) (レス) id: 770160d3db (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ついに少年探偵団登場! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年8月22日 23時