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プロポーズをされてから、2人で幸せに暮らしてる。


新しいマンションに引っ越して、より夫婦感が出ている。


零「いってくる」


『いってらっしゃい』


そういって彼は私にキスをする。


これにはなかなか慣れないけど、幸せだからいいの。


そして私は寿退社をし、あの上司からも解放された。


今日は久しぶりに実家に戻った。


相変わらず和風な家で、中が広い。


インターホンを鳴らすと、召使いの人が来た。


「お嬢様、お久しぶりです。奥様はいつもの部屋にいますので。」


『ありがとう。』


いつもの部屋というのは、母が趣味でやっている生け花の部屋だ。


襖を開ければ、着物姿で生け花をやっている母がいる。


母「あら詩織、いらっしゃい。結婚おめでとう。降谷くんいい子ね。」


『ありがとうございます。私にはもったいないくらい、いい旦那ですよ。』


母「そんなことないわ。お似合いよ。ところであの事はまだ言ってないの?」


『えぇ。まだいいかと。』


母「いつかは言わなければいけないことなんだから、先延ばしにしなくていいのに。」


『近いうちに言います。』


母「この花、貴方にあげるわ。」


そう渡されたのは、ウツギの花だった。


花言葉は『秘密』

5→←3-降谷零side-



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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年8月4日 20時

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