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お互いに自己紹介して、彼女の部屋になる場所へ案内する。
ここまで特に何もなく進んでるし、この後どうすっかなー。予定通りアニメイト行く?
あ、そうだ!一番肝心なこと伝え忘れるところだったわ!
「ここで一つ絶対に守ってほしいことがありまーす」
彼女はきょとんとして、大きな瞳で俺を見上げてくる。
「佐久間さんのお部屋には何があっても絶対に入らないでねぇ?」
「なんでですか?」
なんで? 理由は出来るなら言いたくない。
どうせ君だって見た目で判断するんでしょ?
「絶対入らないでくれたらそれでいーの! 理由なんて聞かないおっけー?」
お兄さまの言いつけ守ってお利口りに過ごしなさいよ? と顔を寄せてみれば、ぱちぱちお目目で俺を真っ直ぐ見つめて頷いている。
ふふ、ちょっと可愛い。
癖みたいなもんで、思わず彼女の頭に手が伸びた。
「はい、いーこいーこ。 んで、君のお部屋は俺の向かい側だから。まあ、なんかあれば連絡してよ、ほい」
その後何かあった時に困るから連絡先を交換して、やっぱりまだ少し寝みぃなと思って部屋に戻った。
ベッドに入ってうとうとしながら、さっきの女の子を思い出す。
大人しそうな子だったなー、上手くやっていけんのかねぇ。
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ちょっと仮眠を取って起きたらちょうどお昼で、気になったのはあの子のこと。
飯、食うかな?
自由に使ってと言ったものの、初めての家じゃ遠慮してるかもしんねぇしと思って誘ってみる事にした。
俺がご飯食べるついでね?
部屋のドアをノックしても応答がなくて携帯を鳴らしてもない、まさか中で死んでないよな?と、ドアに耳を当てても何も聞こえない。
勝手に入るのは気が引けるけど、それでも何かあったら困るしと思ってドアノブを回した。
「居んじゃん……おーい、」
ドアを開けて直ぐ、机に向かって背中を丸めてる彼女が見えて声を掛けようとして無理なことが分かる。
ヘッドフォンしてるから聞こえなかったのね。
なにをそんなに夢中になって?
ゲーム?
へえ、ゲームやんだね。ちょっと意外。
彼女に声を掛け、家の周辺を案内がてら食事に行こうと誘うとすんなり着いてくるって。
じゃあ行こっか、と部屋を出ようとしたら「待って」と止められる。
着替えるからって待っててほしいって。
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ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様、こんばんは☆ツンツンデレデレ、なでなで、スリスリ←(笑)したくなりますよね!そんな自分の願望を主に叶えてもらおうと思ってます(o^^o) (2021年5月12日 19時) (レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - acoさん» aco様いつもありがとうございます☆ほんとそうですよね!私なら拝み倒すなと(笑)是非目の前にあの腹筋があるのを想像して読んでもらえたら(笑)これから少しずつ二人の変化を楽しんでもらえるように頑張ります! (2021年5月12日 19時) (レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんにちは☆朝から破壊力抜群な桃色さんをありがとうございます!いやぁ、あの美しい腹筋を目の前で見たら、そりゃ触りたくもなるし、拝みたくなりますよね←は(笑)? (2021年5月12日 17時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
aco(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいています!朝から佐久間さんの美しい体拝めるなんて幸せるぎるシチュエーション!!私も触りたい!これからどうなっていくのか楽しみにしています!! (2021年5月12日 15時) (レス) id: 5529cc6a26 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様、コメントありがとうございます!! キュンとしてもらえて嬉しいです(^^)なかなか展開が進みませんが、もっとキュンを増やせるように頑張ります(^^) (2021年5月4日 13時) (レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2021年4月15日 13時