▼どんなお兄様も大好きです ページ34
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いつも賑やかな大介さんが、珍しく落ち着いたトーンで色々話してくれるのを黙って聞き続けた。
そっか、そういうことだったんだね。
阿部さんが言ってた意味がやっとわかった。
『うーん、佐久間ってね。とても純粋なんだよね。だからとても傷つきやすい。で、今もまだ傷が癒えていないんだと思う』
その傷が好きな人に『変人』というレッテルを貼られたことだったんだ。
なにもおかしくないのにね。
ただ好きになったものに人より熱を上げてるだけなのにね。
大介さんは話し終えたのか、なぜか私の頬に触れてぷにぷにしてくる。
え、なんで？
ドキドキする。
「Aの言うとおりだったら俺ら相性抜群じゃん？」
「そうなんですよ！ オタク同士ですからね！…ああああっ！ちがっ、えっと、あのっ」
ぬあっ！？
すっごく甘ったるい声に浮かれて、そうそうって答えて頭を抱えた。
「えー、違うの？」
「ふぇ？ え？え？」
「俺と相性抜群とか思わねえ？」
そ、それはつまり………揺れる視線が落ち着かない。
どこを見ればいいんだろう。
口から心臓が出そうってこういう感じかなって。
もうっ、ドキドキうるさいっ！！
「Aさ、佐久間家に永久就職する気ない？」
「っっ、！？」
「真っ赤にしちゃって、ちょー可愛いんだけど」
「だってっ、う、嬉しくてっ」
ぎゅっっってなる胸を両手で押さえ込んでいれば、その私を包み込むあったかい身体。
「ふあっ、ぎゅってされてるっ！？ サクラに！！」
「いやいやそこは俺って言えや」
「ううっ、無理っ！辛い！死んじゃいそうっっ」
私にとっては大介さんと気持ちが通じ合えるというのは、初恋が叶ったも同然だからこのまま昇天しそう。
きっとここがアニメの世界なら、今の私は目がハートで間違いないだろう。
「死ぬのなしね。死んだらこれからめちゃくちゃ愛したいのに出来ねえじゃん」
「はうっっ！！」
「にゃひっ。あー、まじ可愛い。ねえ、永久就職の答えは？」
それはもちろん答えなんて決まってる。
「します！ 佐久間家に永久就職！！」
「よろしい。今からお前はおれのもんってことでよろしく〜」
にかっと笑った大介さんは、私の頬にちゅっと軽くキスをして、じっと瞳の奥を見つめてくる。
「好き。大好き、A」
そしてこの時、初めて唇を奪われた＿＿＿＿＿
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三色団子(プロフ) - とても2人が可愛かったです！！また番外編作ってくだいさいいいいいいいいいいいいいい (2022年9月12日 17時) (
レス) @page40 id: 63bbf48442 (このIDを非表示/違反報告)
三色団子(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！！！！！ (2022年9月12日 17時) (レス) @page40 id: 63bbf48442 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 彩菜さん» コメント有難うございます！！わあっ、とっても嬉しいです(^^)有難うございます!!キュンキュンしてもらえ良かったです☆ (2021年6月9日 8時) (レス) id: 21f13df572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あやかぽん。さん» 最後までお待たせしました！そしてお読みくださり有難うございました(^^)大人のグッズどうだったでしょうね（笑）それはまた…です←最後の最後に爆弾仕掛けて終わりました（笑） (2021年6月9日 8時) (レス) id: 21f13df572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント有難うございます！ヤバいですよね（笑）これ本当は本編に入れたかったネタなんですが都合上入れられず番外編へ（笑）色々この後の妄想を読んで下さる方にしてもらおうと思って書きました← 続きは毎度の事ながらベッターであげる予定です(^^) (2021年6月9日 8時) (レス) id: 21f13df572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年5月17日 15時
