▼お兄様はご立腹です ページ13
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「照」
公園のベンチに座っていれば、公園の入口に一台の車が停まった。やけに高級なやつ。
で、降りてきたのは予想外な人で。
「阿部。お疲れさま」
「ん、お疲れさま。片桐さん大丈夫そう？」
「え、あ、ああはい！」
なんで阿部さん？
保護者って阿部さん？
眉を下げて心配そうに私を見てる阿部さん。
あら駄目だ。頭がふわんふわんしてるから何も考えられないよ。
「送ってくっつっても俺お前の住所知らねえなって。だから阿部なら調べられるだろって電話したら、迎えに来てくれるって言うからな」
「照はどうする？」
「あー、まだ飲んでる奴らいるしもどろうかなって」
相変わらず面倒見いいね、と阿部さんに褒められて照れ臭そうに頭をかいてる岩本さん。
てことは、阿部さんと二人きりになるのか。
阿部さんは唯一、私と大介さんの関係を知ってる人だけど少し話した事があるくらいなだけだから緊張するな。
「片桐立てる？」
「にゃい」
あ、噛んじゃった。恥ずかしくて俯きながら立ち上がろうとすれば膝に力が入らず、グラッと傾いた。
ヒールってのも良くなかったなって。
「うわっ、！？」
「あぶねっ！」
転ける寸前支えてくれたのは岩本さんで、ギュッと皺になるくらいスーツを握ってしまった。
「あーもう…ほんとすみませんっ」
「だからいいって。そこまで連れてくか」
「あ、大丈夫！ 俺が連れていくよ」
「そう？じゃあ頼んだぞ。片桐気をつけて帰れよ」
「…はい。お世話になりました」
阿部さんの腕に掴まったまま頭を下げると、片眉だけを器用に上げて微妙な笑みを浮かべたままお店へと戻っていった。
「さてと！行きましょうか？ 待ってるよ、保護者さんが」
「………ん？」
車の方を見れば、さっきまで閉まっていた窓が下がっていって後部座席から顔を覗かせているのは大介さんだった。
「…居たんだ」
「ふふ、さっきまで仕事してたからね。ほらしっかり歩かないと怒られちゃうかもよ？」
「……どうしてでしょう？」
阿部さんを見上げて首を傾げる。
ああそっか！先輩の腕に絡まるという失礼をおかしているから、「こら迷惑かけちゃだめでしょ」て叱られるんだきっと。うん。やだ。
「あ、ほら出て来ちゃった」
「うわっ、やだ！」
「A〜っ！！」
目が完全に据わってる。
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三色団子(プロフ) - とても2人が可愛かったです！！また番外編作ってくだいさいいいいいいいいいいいいいい (2022年9月12日 17時) (
レス) @page40 id: 63bbf48442 (このIDを非表示/違反報告)
三色団子(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！！！！！ (2022年9月12日 17時) (レス) @page40 id: 63bbf48442 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 彩菜さん» コメント有難うございます！！わあっ、とっても嬉しいです(^^)有難うございます!!キュンキュンしてもらえ良かったです☆ (2021年6月9日 8時) (レス) id: 21f13df572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あやかぽん。さん» 最後までお待たせしました！そしてお読みくださり有難うございました(^^)大人のグッズどうだったでしょうね（笑）それはまた…です←最後の最後に爆弾仕掛けて終わりました（笑） (2021年6月9日 8時) (レス) id: 21f13df572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント有難うございます！ヤバいですよね（笑）これ本当は本編に入れたかったネタなんですが都合上入れられず番外編へ（笑）色々この後の妄想を読んで下さる方にしてもらおうと思って書きました← 続きは毎度の事ながらベッターであげる予定です(^^) (2021年6月9日 8時) (レス) id: 21f13df572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年5月17日 15時
