−5 ページ5
・
・
・
『A〜』
「ちょっ、」
今、あのデカイマンションのエレベーターの中にいます。
ミニョンオッパは、相変わらず私にベタベタで、
後ろからぎゅ〜〜って抱きしめてくる。
「ね、どこまで上がるの?」
『一番上かな』
「さ、最上階にすんでるの!?」
やっぱり、このイケメン、、お金持ってた。(
『...親からもらったんだ』
「じゃあ、なんでカフェなんかでバイトしてるの...?」
私を抱きしめていた腕が緩んで、
オッパが口を開こうとする。
だけど、チーーンという音と共にドアが開く。
『そんな話よりも、行こ?』
私の手を握って、部屋まで案内してくれた。
『暗証番号を入力して....』
「え、まって?」
『あ、わかった〜??』
いたずらっ子みたいに笑うオッパ。
「それ、私の誕生日!!」
彼女の誕生日を暗証番号にするなんて。
嬉しいことしてくれるなっ!!
『どうぞ、あがってあがって〜』
広い玄関に入ると、オッパは私にスリッパを出してくれた。
「お邪魔します...」
まず、案内されたのはリビングらしきところ。
「うわあ〜...」
大きな窓の外には、町が一望できるような景色が広がっていた。
『そこに座ってて!美味しいの作るから』
「うん!!」
キッチンでエプロンをしたミニョンさんが見える。
いつもカフェで見慣れたエプロン姿だけど、
なんだか別人のようで、、
だけど、なにしてもかっこいい。。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←−4
61人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めるこ | 作成日時:2018年6月12日 0時