∞おっさんずラブ∞

別れ ページ8

次の日の仕事帰りにすばるの家に行き、荷物を全部まとめていた。
男やからそんなたいして荷物ないからな。


渋谷「ヒナ？何してるん？！」

帰ってくるなり、荷物をまとめている俺をみて驚いているすばる。

村上「見ての通りやけど」

渋谷「ヒナ、仕事でも俺のこと避けてるやろ。」

確かに今日はすばると話さないようになるべく避けていた。

渋谷「…俺はヒナとちゃんと話したい。あの日、なんで来なかったん？」

村上「…そんなんすばるが1番わかってるんちゃう？」

俺はそう言って荷物を持って立ち上がった。

渋谷「ヨコんとこ行くん？」

村上「……さよなら」

鍵をリビングのテーブルに置いた。

渋谷「ヨコんとこ行くな(ｸﾞｲｯ」

俺はすばるに引っ張られ、抱きしめられた。

あぁ、すばるの匂いや。
でももう…

俺は静かにすばるから離れ、家を出た。


家を出たあと、涙が止まらなかった。








＿＿＿＿＿＿＿さよなら、すばる。








＿＿＿＿＿＿＿マルと幸せになってな。









そして、今に至る。


錦戸「横山くん、横山くんっ！」

横山「朝っぱらから何？」

錦戸「村上くんと一緒に暮らしてるってホンマなん？」

横山･村上「(ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」←コーヒーを飲んでいたから、むせる。

渋谷「…え？」

丸山･安田･大倉「…えぇっ？！」


なんで亮が知ってるん？

横山「そんな訳ないやん(笑)」

村上「まぁ昔はよく泊まりに行ったりとかしたけどな？」

錦戸「ええなぁ。横山くん、今後泊まりに行ってもええ？」

横山「はぁ？！いややわ。」

ヨコと暮らし始めて早くも2週間。
仕事が忙しいということもあり、なかなか住む場所が見つからない。

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