CROSS IN LOVE ページ46
東京某所 入出宅
ヒノキside
親族「弟のイチヤです」
どうやらさっきの男の人はこの方の弟らしい
ということはこの親族の女性はお姉さんという事か
姉「うちは母子家庭なのでたまに様子を見に来てくれて」
イ「姉さんこの回覧板は？」
姉「あ。」
イ「行ってきなよ、あと俺やるから」
ヒノ「あのお構いなく、我々もそろそろ…」
イ「どうぞ」ｶﾁｬ
ヒノ「……」
姉「すみません、すぐ戻りますね」
パタパタパタ…
バタン
元気そうには見えるけど、内心面問題か…
お姉さんが出ていくのと同時にイチヤさんが口を開いた
イ「……驚かれたでしょう。姉はここ数年あの調子で」
ヒノ「本物の息子さんは…？」
イ「甥は…本物のアカツキはとっくに亡くなってます。生まれつき身体の弱い子で」
何…？
ヒノ「本物…？亡くなった…？」
イ「あ…ええと、どこから話せばいいのか」
イ「姉夫婦は昔、一人息子を病気で亡くしまして、アキラという養子をとったんです。旦那の知り合いのツテだとか」
イ「その後、旦那も勤務先の研究所で事故死しまして、その頃から姉はだんだん不安定になっていきました。」
イ「アキラ君をアカツキに改名すると聞いた時は耳を疑いました。死んだ子供の名前をつけるなんて普通は家庭裁判所の認可が下りない。」
イ「ただアキラ君自身の強い希望もあり、三度目の申請でようやく認可が下りたそうです。…探偵さん」
イ「すまないが今はそっとしておいてくれないか。…これ以上つらい思いをさせたくない」
ヒノ「では…失踪届を出したのは…」
イ「俺です。さすがに近所の目もあるので。姉のなかではアカツキは……俺の甥はまだあの部屋で生きているんです」
イ「…正直
シ「…他人事ですか」
シ「今はその子も家族じゃないんですか」
ヨル「シンヤ君……」
シ「あんた、お姉さんのことしか考えてない。家族が大事なら、その子に同情してるなら草の根分けてでも捜してくださいよ…！」
シ「本当にいなくなってからじゃ…！！」
シ「…っ、……すみません…」
ヨル君がシンヤ君の背中を摩る
ヒノ「…お話ありがとうございました。我々はこれで」
帰り際、玄関の横に飾ってある写真立てを横目で見た
そこには養子を引き取る前のか、引き取った後なのか
幸せそうに見える3人の家族写真が自然と目に焼き付いた
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黒凛蝶(プロフ) - 西音蘭さん» コメントありがとう御座います(´；ω；｀)嬉しい限りです…！更新遅れて申し訳ないです…読んで下さり誠に感謝です…！これからも何卒宜しくです…！ (2019年6月16日 21時) (
レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
西音蘭(プロフ) - ついに４までいくんですね…！もうめっちゃ嬉しいです！約一ヶ月ぶりの更新もとっても嬉しいです。学生ということでテストとかあると思いますが、これからも更新頑張って下さい！応援してます！(二回目のコメントすみません。続編も出来次第読ませていただきます！ (2019年6月16日 21時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
黒凛蝶(プロフ) - ウナさん» 返信遅くなり大変申し訳ないです！コメントありがとうございます…！嬉しい限りです…そう言っていただき涙が…これから更新していくので暖かく見守ってやってください！ (2019年4月8日 16時) (レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
黒凛蝶(プロフ) - 西音蘭さん» 返信遅くなり大変申し訳ないです！！忙しかった事もありなかなか更新出来ず…これからじゃんじゃん更新して行きますので宜しくお願いします！ (2019年4月8日 16時) (レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
ウナ - 更新、頑張ってください。この作品、とても良いです。最後まで、どうか、やり遂げてください。お願いします。みんな、待ってますよ。早く、戻って来て欲しいです。 (2019年4月4日 20時) (レス) id: 0bc8f10023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒凛蝶 | 作成日時：2019年2月12日 17時
