【ヒプノシスマイク】好き？そうですか。でも僕は大っ嫌いです。【男主】

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窓から漏れ出る光によって、起こされる。


これでも寝覚めは良い方なんです。



『………え、』



俺が目にした光景とは、



碧棺「ｽｶｰ……」


入間「………。」


毒島「………。」



昨日きた3人組が、仲良くブランケットを肩に掛け、寝ているではないですか。


自分の肩に視線を移すと、何も掛けられていない、寂しそうな肩が。


『……寒。』


朝は流石に寒い様で、体を温める為に、スープを作り始めた。





『まさか、あの3人が……』



あそこで雑魚寝をしている3人は、あんなのでも一応ヨコハマdivisionの代表らしい。



そんなのに興味が無かった俺は、ずっとその話を聞いていた。


元〈TheDirtyDawg〉のメンバーが、代表のリーダーをやっていること。


寂雷さんが、シンジュクdivision。


乱数さんが、シブヤdivision。


あの3人組が、ヨコハマdivision。






『イケブクロdivision……か。』


山田兄弟がイケブクロdivision。

という事を。



『まぁ、俺にとっては関係ない話か。』


「関係あんだよ。」


『うおっ！？』



驚いて、後ろを見ると、メガネを掛けていない銃兎さんが。


『起きたんですね。』


入間「お陰様で。」



入間「…たまごスープか…」



『嫌いでした？』


入間「…ココ最近、食べてないな。頂いても良いですか？」



『…あんたらの眠気を覚ますために作ったんですよ。』


本当は温まる為だけど。






その後、2人を起こし、朝食の準備を始める。



碧棺「珍しいな…理鶯が他人の家であんなゆっくり寝るのは。」


理鶯「ここの警備は完璧だと判断した。Aも、良い奴だからな。」


『でも、3人だけ、ブランケットを使うのはずるいな。』


入間「ブランケットが3枚しか無かったんです。仕方ないだろ。」



それでも、硬い床で寝たく無かった。



『そう言えば、銃兎さん、朝のヤツってどういう意味ですか？』



入間「そのままの意味ですよ。お前には、中王区に着いてきて貰う。」




え、



『なんで？』



碧棺「お前は、俺様の事を兄貴、って呼んでんだろ。俺様は、あくまでも、組のモンだ。」


毒島「左馬刻や、銃兎が居ないヨコハマは、危険だからな。」



『兄貴とつるんでるから、兄貴達が居ない時に命を狙われると？』


入間「簡単に言えばな。」



『中王区かぁ…』


行ったことないな…

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