その男、譲らない。 ページ21
´
「主人命令だ！！！敬語、様付け、敬意を表す言葉は全て俺に使うな！！！！！」
『却下するに決まっているでしょう。』
「何故だ！！！！！」
『少しは考える事を学んでみては如何でしょう。』
「ムッ……。」
「あははっ！！」
「アホやろ……w」
エーミール様とのお茶会が終わった後、ショッピくんとクルシオ様が待つ部屋にて向かう。
そして、部屋に入った瞬間、クルシオ様はエーミール様に
「俺はショッピに友達命令で敬語を外させたんだ！！」
「！……ふむ、ショッピ君がそんな事を……。」
「嗚呼！！！！だからな！！側近の主人は側近の友達と友達になるんだ！！！！」
「えぇ！？………そんな決まりがあったなんて……。…いや、クルラさんと友達になるのが嫌という訳では無いのですが……。そうか、私もまだまだ勉強不足ですね……。」
「エミさん単純やなwww」
『エーミール様そんな決まりはありませぬ！！！騙されないで下さいませ！！！』
すっごい精神論っぽい事に納得させられそうになるエーミール様を全力で止める。
ショッピ君はケラケラ笑うだけで止めようとしない。
側近が性格悪くて主人が凄く純粋とは……。
コレは、中等部になった時の生活が大変になりそうだ……。
「エーミール！！友達命令だ！！敬語を外せ！癖でも極力外すんだぞ！！後、ショッピもエーミールも、様付けはナシだからな！！！！」
「ふふっ、善処致します。」
「ほーい。」
『ｯｯｯ…………………………はぁぁぁぁぁぁ……………………。』
胃が痛くなりそうだ………。
「という事だ。フレット、主人命令だ。友達になれ。そして敬語、様付けを止めろ。」
『却下致します。クルシオ様。俺がエーミール様やショッピ君と同じように甘いと思わないで下さいませ。』
「なんでだ！！！」
『主従の関係だからです。』
「ふふっ」
「ハハッw」
「そろそろ受理するんだ！」
『そろそろ諦めて下さい。』
「……なんでこんな言い合い10分してるんすかね。」
「……クルラさんの能力なら強制的に言う事を聞かせられる筈なんですがね。」
「あの二人の関係性がよく分からん…」
「同感です。」
その男、譲らない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろそそ(プロフ) - れいさん» コメントありがとうございます。拙い文章の集まりで出来た作品ではありますが、これからも楽しんで読んでいただければと思います。更新頑張ります。 (2022年11月11日 20時) (
レス) id: af58cd8c8e (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2022年11月4日 22時) (レス) id: 238b034c25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろそそ | 作成日時：2021年6月6日 14時
