その男、見つける。 ページ15
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『エーラニア様が仰っていましたが、ショッピ君は私と何を話したかったんです？別室でわざわざ話す必要があるものなんですか…？』
「……あれは…エミさんの我儘っすよ…。」
『……エーラニア様も我儘、言うんだ……。』
「あの人の事だから、クルラ様と2人きりで話したかったんすよ。……エミさんは武道なんて習わないからクルラ様に危険は無いっすよ。」
『んふふ、エーラニア様も、子供みたいだね。』
クルシオ様とは違って、落ち着いていて、品があるイメージのエーラニア様。
だけど、クルシオ様と話したかったから、って理由で我儘を言う所とか、まだ子供らしいあどけなさがあるんだな…。
「まあ、俺とエミさんは3歳差っすから。俺がクルラ様と同年齢っすから、エミさんとフレットさんは同級なんじゃ？」
『…………ｴｯｯｯ、そんなに若いの…！？』
「何歳だと思ったんすか…。」
いや、確かに御子息だから、子供だとは思っていたが、クルシオ様と3年しか違うとは……。
エーラニア様も、ショッピ君も、クルシオ様と全然違って、大人に見えたなぁ…………。
「ほかはなんかあるんすか？俺3つも聞いちゃいましたし、何でも話すっすよ。」
『………………………。』
いや違うからね？
質問があれしか無いとかそんなんじゃないよ。
そんなんじゃないけど、質問どうしよ。
「……………。」
ｱｯｯｯショッピ君の顔が少し心配した顔に変化していってるｯｯｯ
ごめんよぉ！！！待ってね！？
『……ｴ…エーラニア様の側近になったのはいつからで……？』
「…………エミさんの側近になったのは2年くらい前っすよ。それまでは違う国の側近してました。」
「……その、カリフント国っていう国なんすけど……そこの王国の子息の側近をしてました。」
「……まあ、そこの王様が慈悲もなくて、子息を軟禁状態にしたんすよ。…………勉強、武道、礼儀作法…そこの子息は多分今でも、軟禁状態じゃないっすか……。」
「子息とは仲良かったんすけど、勉強に支障があるとダメだから、という理由で飛ばされました。……飛ばされたところが、エミさんのところだったんすよ。」
カリフント国……カリフント国………！！！
『カリフント国……！？……そこの子息様って…』
「？………コネ＝カリフント＝シマっすよ？」
その男、兄弟を見つける。
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ろそそ(プロフ) - れいさん» コメントありがとうございます。拙い文章の集まりで出来た作品ではありますが、これからも楽しんで読んでいただければと思います。更新頑張ります。 (2022年11月11日 20時) (
レス) id: af58cd8c8e (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2022年11月4日 22時) (レス) id: 238b034c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろそそ | 作成日時：2021年6月6日 14時
