9【おそ松】 ページ9
「おそ松?」
聞いていたのか、そういう意味を込めて彼の肩を揺らした。
「悪い、もう一回言ってくれ」
「...別れてほしいの」
二度目も、彼の目を見据えてそう言った。
その瞬間、彼の長い足が私の真横の壁を蹴った。
「マジで言ってる?」
「や、ちょ」
足が下ろされたことにほっと息を吐いたが、次の瞬間安寧は崩れた。
おそ松の両手が私の手首を掴み、壁に押し付ける。
「ごめんなさい、やっぱりいいよ」
「いや、よくないから」
有耶無耶にするのは良くないよね。
そう言った彼の目は怒りに満ちている。
「今まで結構バイトした金とかも貢いできたけど、別れろっていうの?俺が貢いできた金全部無駄になるじゃん、お前にしか利益いかないし」
優しいお前は、それでいいはずねぇよなぁ、
にたりと笑った彼に恐怖が顔を覗かせる。
ガタガタと震え出した体を彼は引き寄せ、その胸に閉じ込める。
「最後に無理矢理やらせてくれよ」
何を、そう聞く間も無く彼は私を床へ押し倒す。
頭を打ち、視界が揺らめく。
「怯えてる顔も可愛いね、ホントーに」
「やだ、やめ、別れなくていいっ...」
私の話も聞かず、おそ松の手はするすると衣服を脱がして行く。
私の足を無理矢理開き、彼は間に座り込んだ。
「これ終わったら別れられるから!」
最後だから、いいだろ?
.
変態じみたマジキチ兄さんでした。
結局長い足が〜の下りを書きたかっただけ。
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作者名:白松 | 作成日時:2015年12月20日 18時