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6【トド松】 ページ6
くすりと笑みが漏れた。
君にプレゼントしたそれは、一体何なんだろうね。
「ネックレスって、重いかな？」
「そんなことない、嬉しいよ！」
ぱっと花が咲いたように笑ったAちゃんは可愛かったなぁ。
本当は重いどころじゃない君をストーカーするために渡したそれ。
君の中でのヤンデレの定義って、結構甘いんだね。
「あ、来た」
僕の中の携帯の画面に写し出された丸は、少しずつ僕の居場所へと近付いていた。
「あ、Aちゃん」
「あの...え？」
ああ、驚くのも無理はないよね。
僕は本当はこんなところに住んでるんじゃないんだから。
「ネックレスつけてくれて嬉しいなぁ、似合ってて可愛いよ！」
「ちょ、待って下さい」
青ざめた顔で僕を制する彼女。
どうしたの？と首を傾げれば君は口を開いた。
「貴方、誰ですか？それに...このネックレスは彼氏にもらったものですけど...」
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作者名：白松 | 作成日時：2015年12月20日 18時
