松野家の闇【おそ松さん】 (ページ11)

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11【カラ松】ページ11

閲覧注意

ほんの少しの嘔吐描写
食事に異物混入の描写

お食事中の方、食事を終えてすぐの方は見ないようにお願いします

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「美味しいよ」

その言葉にカラ松の顔が得意気なものに変わった。

彼は料理が上手い。
基本的に何でも作れるし、お店顔負けの味なのだ。

一つだけ欠点を上げるとしたら、異物を混入するところだろう。

今まで入れられたものと言えば、睡眠薬、毒、彼の体から出たものなどなど切りが無い。
何か違う、とその度に気付けたら良いものの、一度だけ気付けなかったことがある。

あれはシチューのときだった。

「唾液が入ってたんだが、ちゃんと食べてくれて嬉しいぞ」

心の底から喜ぶような笑顔でそう言う彼にゾッとし、その場で吐いてしまったのだ。
調子が悪いと言うことにしたら心配してくれたが、私はそれ以来彼の料理を食べ切ったら毎回吐くようにしている。

「カラ松、」
「ん、なんだ？」

机の下で組まれた手。
きゅっとそれに力が入るのを見て、私はまた吐くことを決めた。

「ごちそうさま」

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気持ち悪い次男でした。
お食事中の方には本当に申し訳なかった。
あと、次男が多いのは思いつく話の内容が次男に合うからなんです！